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スリランカに恋して
  スリランカの世界遺産

Worldheritage

 2003年現在、7つの『世界の文化遺産および自然遺産』として登録されている。そのどれもがスリランカの歴史・自然を感じる地である。うまく旅行のプランと組み合わせて訪れてみたい。


世界遺産マップ
  1 アヌラーダプラ
  2 
ポロンナルワ
  3 
シーギリヤ
  4 
ダンブッラ
  5 
キャンディ
   
シンハラージャ森林保護区
  7 
ゴール






  アヌラーダプラ


 約2500年前のスリランカ最古の都。南北5キロ東西2キロにわたって遺跡が点在している。
豊かな水をたたえる貯水池と渇いた大地が印象的。

【イスルムニヤ精舎】
 本堂内には色鮮やかな仏陀像、壁にはいろいろな場面の絵が描かれている。そのひとつに、日本人数人の姿を発見。入口にいた僧に尋ねると、ここは日本からの援助を受けていて、実際に日本人がきたときの場面だという。写真を撮るのを忘れてしまったけど、眼鏡をかけた中年男性という、外国人のイメージする日本像だった。岩の上のダーガバからの景色は素晴らしかった。石段があるので簡単にのぼれる。

【スリー・マハー菩提樹】
 本家本元、仏陀がその木の下に坐りさとりを得た菩提樹はすでになく、現在は4代目となっている。(しかし、根の上にコンクリートがひかれ参詣者たちの灯すキャンドルの火により弱ってきているとのこと/インド・ブッダガヤ 2003年5月)その枯れてしまった初代菩提樹の分け木が、スリランカで2000年以上たった今も緑の葉を広げている。



  ポロンナルワ


 10〜12世紀、シンハラ王朝の首都であり、時の王たちが灌漑設備を整え、仏教の普及に力を注いだため、仏教都市として栄えた。ビルマ(現ミャンマーやタイから多くの仏教僧が訪れたという。

・ポロンナルワで一番有名な「ガル・ヴィハーラ」は、写真で見ていた印象よりずっと小さかった。石目が美しく、体の線がやわらかい。多くの遺跡が集まっているが、個人的にはそれらの人々や動物などの小さな彫刻が面白かった。




  シーギリヤ


 ジャングルの中に岩山の頂上に、かつて城があり、その一部が残っている。洞窟に描かれた美女のフレスコ画はあまりにも有名。


 5世紀後半、王宮として使われたのはわずか11年間。その後は僧院となる。周囲に彫られた堀には、当時ワニが離され侵入者を防いだという。石段をひとつひとつ上っていかなければならないが、風が強く気持ちいい。フレスコ壁画へはさらに細いらせん階段を上る。中の撮影はフラッシャ不可。意外に小さい。時代の流れを感じさせないほどの鮮やかな色と表情の美しさに見とれるほどだ。
 ミラー・ウォールを抜けて歩いていくと、急に視界が開ける。そして目の前には巨大なライオンの足が。ここが宮殿の入口。確かに狂気の沙汰である。物資を運ぶのだけでも大変だっただろう。

岩肌に頼りなげについている細い階段を上っていくと王宮跡にでる。360度の大パノラマ。どこまでも緑が広がる。

【ツアー客めあての若者たち】
 ツアーバスが着き、外国人が降りてくる。日本人は、仏跡を含めての観光ツアーのお年寄りが多いので、絶好のカモなのだろう。バスのタラップから降りると同時に、両脇に若者がぴったりと張り付き、荷物を持とうとしたり、腕を貸そうとしたりする。

 片言の日本語で、「コロンボの大学で日本語を習っています。日本語を教えてください」などと言う。ほとんどの日本人ツアー客は、「本物の大学生がなぜここにいるんだ!」とは思わないようだ。

 何となく会話をしたまま、あるいは腕を持ったまま、シーギリヤロックを一緒に登って下りてくる。そしてバスに乗る前に、チップの要求。見ていると、数百ルピーでは少ないと文句を言っている。日本人も言われるまま、10ドル、20ドル渡している。

 これにはかなり頭にきた。上まで、「籠にのっけた」もしくは「背中に背負った」ならまだ分かる。とても元気な50代、60代の日本人が登るのに手を貸した(というか手を添えただけ)と、法外なチップを請求するなんて!! ツアーのガイドも見て見ぬふり。

 スリランカは他のアジアの国に比べて、お金にまつわる話も含めとても旅行しやすい国なのにとても残念。しかし、ちなみに私がこのようなことを見かけたのはシーギリヤだけだった。



  ダンブッラ


 スリランカ最大の石窟寺院。岩山の頂上の洞窟に、色鮮やかな壁画が描かれ、多くの仏像が安置されている。




  キャンディ


 シンハラ王朝がイギリスに滅ぼされるまでの約300年間、都として栄えた。当時の王権の象徴であった仏歯(ブッダの犬歯)をまつった仏歯寺は、仏教徒たちの強い信仰の対象となっている。

【仏歯寺】
 入場料は200ルピーとなっているが、これは観光客用で仏教徒としてお参りに入るのであれば必要ない。門前で花やお香などが売られているのでお供えをしよう。

 仏歯が安置されている部屋が開くのは、1日3回プージャの時だけ。1Fで楽器の演奏が始まるのが合図だ。お供え物を持って、列に並び、正面で合掌できるのはほんのわずかな時間。当然仏歯がどこにあるのかわからない。

 私が訪れたとき、たまたまその日の仏供養(食べ物の布施)担当の家族と知り合い、プージャのときに、一般の人が入ることのできないさらに奥の仏歯に近い部屋に入ることができた。食べ物の入った壷や花を持つ人々の後ろに並び、お参りをする番を待った。

 仏歯を間近にお参りすることを許されているのは、僧だけである。もちろん私たちは見ることはできない。しかし、この奥にブッダの遺歯が納められていると思うと緊張し、残念ながらその時のことはよく覚えていない。

 この仏供養には慣例に従い、32品のカレー、ご飯、菓子、紅茶を用意するため、数千ルピーもの費用がかかる。たいてい数家族が担当するという。仏教徒なら私たちも、仏供養することができるが、すでに1年以上先まで予約されてるとのこと。



  シンハラージャ森林保護区


 スリランカ唯一の自然遺産。約1万haの熱帯雨林に、世界でもここにしか生息しない動物が83種もいることが確認されている。入域す際には、専属のガイドがつき、動植物の採取には厳しいチェックがある。保護区内のオフィスにあるドミトリーへの宿泊には、事前にコロンボの森林保護教区で許可書をとっておく必要がある。動植物園ではなく、ジャングルなので準備は万全に。




  ゴール


 スリランカ南部最大の町で、14世紀頃より東方貿易地として栄えていた。その後ポルトガル人の支配を受け、砦が築かれるようになる。小さな半島の旧市街は、その周りを砦が囲み、古い教会や建物が植民地時代の面影を残している。

 砦は登って歩くことができる。上からは旧新市街とインド洋を見渡せ、眺めがいい。特に夕日が沈むさまは美しい。夕暮れ時になると、スリランカ人たちもベンチに腰かけたり、アイスクリームをなめながら、散歩を楽しんでいる。



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アヌラーダプラ


イスルムニヤ精舎


仏塔(イスルムニヤ精舎)


イスルムニヤ精舎の上から


ポロンナルワ


涅槃像(ガル・ヴィハーラ)


坐像(ガル・ヴィハーラ)


ワタダーゲ(円形の仏塔跡)


ムーンストーン(輪廻を表す)


シーギリヤ


遠くからでも目に入るシーギリヤ・ロック



美女のフレスコ画


王宮の入口跡。ライオンの足のみ残っている


タンブッラ


石窟寺院の全景


数多くの仏像が残っている


仏像の台座に描かれた蓮の花と文字


キャンディ


夕暮れ時の仏歯寺


仏歯を奉る図


ゴール



フォート内にある教会


半島の先端にある灯台




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