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スリランカに恋して
■ ひとこと日記


スリランカ生活をひとことずつ日記につづっていきたいと思います。
天気はヒッカドゥワの我が家周辺です。

2006年1月〜6月
  →2006年7月〜の日記はこちら
注)よく出てくる名前
*スリヤンガ…夫
*マリ…義弟
*チャミンダマリ…隣の家の男の子
*ローシーナンギー…↑の妹

6月27日 晴

■英文文書
 銀行にクレジットカードの解約に行った。スリヤンガの名義で作ったのだが、使う機会がほとんどない。そもそもカードを使うほどのショッピングは滅多にしないし、使える店も限られている。スリランカではまだまだキャッシュでの支払いが一般的。カードを持っていてもあまり利点はない。逆に毎月の手数料はかかるし、支払いは銀行引き落としではなく銀行まで払いに行かなくてはならないし、マイナス面のほうが多い。しかも、スリヤンガはよく物を失くす。この2年間で財布も落としたし、スリランカ人にとって大切なIDカードも落とした。今後いつカードを落とすかと思うと、気が気でない。だったら、解約しようということになった。

 すると解約依頼の文書が必要だと言われる。よく知っている銀行員なので、1枚真っ白な紙をくれ、隣の席をあけてくれる。そこに座って、英文で必要事項を書いてサインをして提出する。日本だったら用紙があって、日付と名前と印鑑だけでいいのに…と思いながら書いたが、スリランカではどこでもこんな感じ。役所でも会社でも、何か依頼がある場合は「レターを持ってきて」と言われる。タイピングする必要はなく、手書きでOK。その場で書くこともできるが紙を持っていなければ、どこかで買ってこなければならない。もちろんペンは持参が当たり前。一部の銀行を除き、カウンターにペンが置いてあるところはない。
6月26日 晴

■ロイヤル・セラミック
 スリランカのタイルは、国産のほかにインド、インドネシア、中国からの輸入物がある。値段は予想に反して、国産のものが一番高い。我が家の1階は、国産と輸入物と、両方を使ってみたのだが、確かに国産のほうが質がいい。2階には迷うことなく国産の「ロイヤル・セラミック」という店で全部揃えることにした。

 スリランカでは普通、長さはインチ、フィート表示が多い。我が家の設計図も、大工さんとの契約もすべてフィートもしくはスクエアフィート単位となっている。最初のうちは、一生懸命頭の中でセンチ、メートルに換算していたが、最近は慣れてすぐにどれくらいの長さか想像できるようになった。

 タイル屋に行く前に、部屋とバスルームの大きさを測り、必要なタイルを計算して行った。気に入ったタイルはすぐに見つかったが、あいにくサイズがない。シャワー部分用に欲しかったのは、5センチ×10センチほどの小さなタイル。すると店の人が(手数料はいくらかかかるが)切ってくれるという。

 しかし、ここで私は大失敗をした。
普通、タイルはインチ、フィート単位なので、当然選んだタイルもそうだと思っていたのだ。お店の人も私が計算してきたスクエアフィートでの広さを、タイルがスクエアフィートであるように検算してくれたので、少しもおかしいと思わなかった。「サイズはどのくらいですか?」と聞かれ、2インチ×4インチでお願いした。

 ところが、2週間たって受け取ったタイルの中に、明らかに2インチ未満のものが入っている。等分できるサイズで指定したのにおかしい。店に確認すると、「タイルが30センチ×30センチなので、余った部分です」と言った。つまり、1スクエアフィートは12インチ×12インチなので、本来なら1枚のタイルを18等分するはずだが、このタイルは30センチ×30センチなので、12インチ(30.48センチ)には48ミリ足りない。18枚中、8枚が指定より小さいサイズになってしまったのだ。

 私は絶句した。もしオーダーした時点で30センチ×30センチだとわかっていたら、当然センチ単位の「5センチ×10センチ」で切ってもらったはずだ。ずっと店の人とインチ、フィート単位で話をしていて、他のタイルも含めすべてスクエアフィートでオーダーしたのに、まさかセンチ単位だったとは。しかも「これを18等分して…」と話してたのにもかかわらず、店の人がひとことも触れなかったとは。日本だったら間違いなく、切る前に確認をしてくるはずだが、ここはスリランカ。まあ、店にとっては、他人のタイルに余りが出ようと、言われたサイズで切れば文句は言えまいということだろう。

 どうしようもないことはわかっていたけど、、私は店側にクレームを言った。小さいサイズになってしまった部分は使うことができず、その分予定していたよりタイルが少なくなってしまった。足りないかもしれない。またオーダーして切ってもらう手間と費用を考え、頭が痛くなった。無性に、スリランカ人の仕事に対する責任感のなさに腹が立ったけど、よく考えれば私が悪かった。そんなスリランカ人のことは百も承知なのに、確認をしなかった私が悪い。彼らは気が付かないだけで、悪気はまったくない。

*文内のセンチはセンチメートル
6月24日 晴れ

■土鍋ブラボー!
 今まで(スリランカに来てから)ずっと普通の鍋でご飯を炊いていた。難しくはないのだが、後半どう弱火にしてもいくらか「おこげ」ができてしまうのが悩みだった。というのは、もちろんカレーと混ぜるときに「おこげ」になっているとよく混ざらないというのもあるが、スリランカ人は少しでもこげていると絶対に食べないのだ。

 これはご飯にかぎらず、パンでも同じ。日本人には香ばしくておいしそうという程度でも嫌がる。一般的にスリランカ人は、「苦い味」と「硬いもの」が苦手だからじゃないかと私はにらんでいる。ともかく、無駄になってしまう「おこげ」を見て、いつもどうにかならないかと思っていた。

 今日、キッチンの掃除をしていて、日本から持ってきた土鍋を発見した。私は大の鍋物好きで、いくら暑いスリランカでもたまには何か作ろうと荷物に加えたのだが、まだ一度も作っていない。普段手で食べているからだろうが、スリランカ人は熱いものを食べない。手で触れる温度というのはかなり冷めた状態なので、熱々のものを口に入れることがあまりないのだろう。マリなんて、日本のインスタントラーメンもスープが熱いから嫌がり、スープなしで作ってくれと言うほど。「みんなで鍋をつつく」なんてどう考えても無理だし、一人で食べてもおいしくない。

 3〜4人で楽しめるサイズの土鍋なので、一人用の日本米を炊くのには大きすぎる。そんなわけで、持ってきたはいいものの一度も使わずしまってあったのだった。「そうだ!これでお米を炊いてみよう」と試しに使ってみた。すると、いつもより時間は短く、「おこげ」もできずに炊き上がった。しかもとても「おいしい!」。いつものお米がまるで*バスマティみたい。鍋を替えただけでこんなに味が違うとは心底驚いた。スリランカに移住されるかた、必携です。

*バスマティ…インドのお米。ブリヤーニやフライドライスなどによく使われる。スリランカでは最高級のお米。インドからの輸入物。
6月23日 晴ときどき雨

■おたまじゃくし
 庭に「スイミングプール」ができてからはずっと雨模様。降ったりやんだりだから、それ以上大きくはならないものの、もちろん小さくもならない。今日は晴れ間が見えたので、モーターを使って水を吸い上げることにした。モーターは高さ30センチほどで太いホースにつないで水を吸い上げる。家を作り始めた頃買った。当時は「こんなもの必要なの!?」と思ったが、買ってよかった。家や塀の基礎を作るときにも、井戸を掘るときにも大活躍。今回も、まさかこんな使い方をするなんて予想だにしなかった。

 モーターで吸い上げるためにはある程度水深がないとだめなので、少し掘って水をためる。モーターのスイッチを入れると、勢いよく水が吸い込まれていく。水は隣の空き地に流す。底が見えてくるとスリヤンガが「あっ」と悲しげな声をあげた。「なに?」と言いながらスリヤンガの視線の先を見ると、小さなおたまじゃくしがいっぱい。もう水はほとんどないので泥の中で動いている。その数、数千?数万? とにかくウジャウジャいる。このまま干上がってしまうのはかわいそうだけど、このまま育てるわけにもいかないし、しょうがない。

 しかもよく考えてみると、スリヤンガは「カエル嫌い」。今はおたまじゃくしでもこのままいけばカエルになるわけで、そしたら「かわいそう…」なんて言ってられないだろう。「これが全部育ったら、庭中カエルだらけになっちゃうよ」と言うと、スリヤンガは余裕で「この種類のカエルだったら大丈夫」と答える。同じカエルでも、ものすごく苦手なのと見るだけなら大丈夫なものがあって、これは後者らしい。ともかく、ようやくスイミングプールはなくなった。
6月21日 曇ときどき雨

■和風パンケーキ
 基本的に我が家ではお菓子の買い置きをしていない。誰かお客さまが来るときだけ用意している。前は急なお客さまのためにビスケットなどを買っておいたのだが、そうすると肝心のお客さまが来る前にマリが食べちゃうのだ。

 でもたまに、無性に何か甘いものが食べたくなる。といっても、スリランカで買えるお菓子で食べたいものはない。日本でも私のお菓子の好みはかなり偏っていて、もしスーパーやコンビニで買うとしたら、「ルマンド」「麦ファー」「鈴かすてら」、あとは「甘食」のうちのどれかだった。

 でもスリランカにそんなものがあるわけはなく、食べたいものは自分で作るしかない。今日は、以前いただいたゆであずきの缶詰があるのを思い出し、パンケーキを作った。ちょうどチャミンダマリも来ていたので、バターを塗ったパンケーキを食べやすいよう一口サイズに切って出した。その上に、温めたゆであずきをスプーンでのせて食べる。おいしい…。みんなにはキトゥルパニ(黒蜜のようなもの)を出して、「無理にゆであずき食べなくていいからね」と言ったが、意外と好評でおいしそうに食べていた。
6月19日 曇ときどき雨

■ハーバルオイルの力
 また失敗してしまった。ゴミを燃やしていて、プラスチックを触ってしまったのだ。その瞬間は熱く感じなかったが、「あっ!」と思ったときには溶けたプラスチックが指にくっついてとれない。慌ててキッチンに走り、水を流して冷やしたが、普通の火傷と違いヒリヒリではなくズキズキとものすごく痛む。しばらく冷やしてもプラスチックは皮膚にぴったりとくっついてとれない。

 火傷をしたと聞いて、スリヤンガが小瓶を持ってきた。中身はアーユルヴェーダの薬草入りオイル。水分を取ってから、オイルを塗る。あまりいい香りではないが(どちらかといえばクサイ)薬と思って我慢する。しかし不思議なことに、しばらくすると痛みが治まり、くっついていたプラスリックがぽろぽろと落ちた。皮膚はそこだけ白く変色している。

 しかし、この後、手を洗うたびに丁寧にオイルを塗り直していたら、夕方にはすっかり元の色に戻った。もちろん痛みもない。以前、同じように溶けたビニール袋が手の甲に落ちたときには、ちょうどオイルを切らしていて、水で冷やした後オロナイン(日本の)を付けたのだが、水ぶくれになり数日は痛みがあったのに、まさか1日で直ってしまうとは! ハーバルオイルの効果はゆっくりあらわれると思っていたが即効性もあるらしい。恐るべし。
*火傷に塗ったのは「キャタワラ・オイル」。他に、筋肉痛、関節炎、肩こりなどに効用あり。お風呂上りにけっこうたっぷりと塗り込む。我が家の常備オイルのひとつ。アーユルヴェーダショップで買える。
6月18日 雨

■スイミングプール
 昨日まで晴天が続いていたのに、今日は昨晩からの雨が降り続き、朝からしとしと降っている。目覚めると、お義母さんとマリが「スイミングプールだ」と騒いでいる。なんだろうと外を見てみると、庭にうずたかく積まれた小山と小山の間のスペースに水がたまり、確かにスイミングプールのような状態になっている。土は庭の両側から積んでいったので、ちょうど真ん中がぽっかりと空いていたのだ。

 これでは私たちが門に行くにも、外からお客さんが入ってきたときにも、そのスイミングプールを渡らなければならない。水が流れるように水路を作りたくても、土の山に囲まれていてどうにもならない。しょうがないので、土の山の上を歩けるように(そのままでは足がズボッと土中に沈みこんでしまう状態)、板を渡した。日曜日とあって、いろいろな人が遊びに来たのだが、さすがスリランカ。皆こんな状況にも驚きもしない。
6月16日 晴

■土入れる
 庭に土を入れる必要があるので、随分前から探しているのだが、なかなか安いのが見つからない。このあたりは起伏が激しく、小さな山や丘を崩して平らにし家を建てるスペースを作る人が多いので、ちょうどその作業を受け持つ人を探すのが手っ取り早い。先方は土が不要なので、手間賃+ガソリン代でやってくれるのだ。しかし、1年ほど前に土を入れたときにはトラック1台分200ルピーだったのが、今聞くと500〜600ルピーという。そんなには払えないので、とりあえずそのままにしておいたところ、朝、顔なじみのトラックドライバーに会った。見ると土を積んでいる。ちょうど近くで山を切り崩し、近くへ土を運んでいるところだという。

 「我が家に運んで」と頼むと、もちろんOK。値段も400ルピーでやってくれることになった。あわてて庭を片付け、土を置くスペースを作る。次々と3台のトラックがやって来る。あっという間に40台分の土が運び込まれ、庭が小山のようになった。さあ、明日からこの土を敷き詰める作業をしなければ。
6月15日 晴

■腹ペコ
 ようやく2階のプラスター塗りが終わり、床にコンクリートを敷き詰める段階になった。が、今までのプラスターの残りが床のあちこちに固まった状態なので、それらを取り除かないといけない。そこでここ数日というもの、「コブラ」と呼ばれる鉄の棒で床を突付き、少しずつプラスターの塊を壊し、ほうきで掃いてきれいにする作業をしている。このコブラ、スリランカでは木を倒すときに、根を掘り出したり切ったりするのに使われるもので、とても重い。素手だとすぐに豆だらけになってしまう。息は上がらないものの、ものすごい運動量。「へとへと」という言葉がぴったりなほど疲れる。だいたい1日で、50キロ入るセメントの袋、10数個分集めているというと、その量を想像していただけるだろうか。

 しかし、そのおかげで久しぶりに「心底お腹がすいた!」という状態を思い出した。学生時代の部活の後は、いつもこんな感じだった気がする。しかも、この作業をしながらだととてもご飯を作ってられないので、お義母さんが手伝いに来てくれている。お腹がぺこぺこになると、おいしいご飯が用意されているのだ。なんて幸せ♪ 思ったより筋肉痛もないし、最近運動をしていないので、ちょうどいいエクササイズと考えることにしよう。
6月12日 晴

■カメラなし生活
 修理のためデジカメを日本に送った(Fさん&Mさん、ありがとうございます)。これでまたしばらくカメラなし生活となる。毎日写真を撮っているわけではないが、ないと撮りたい被写体があったりして残念に思う。

 夕方5時頃、まだ空は明るい時間帯なのだが、毎日海のほうから内陸に向かって大コウモリが飛んでいく。そのシルエットがきれいなので、いつも写真に撮りたいと思っているのだがなかなかタイミングが難しい。「あっ」と思ってカメラを取りに戻ると、行ってしまった後のことが多い。それが今日は、大群が次々と飛んできた。でもこんなときに限ってカメラはない…。
というわけで、しばらく写真なしの日記となります。どうぞご了承くださいまし。
6月11日 晴ときどき曇

■スリランカ的 田植え
 この5月から6月は、田植えの時期にあたる(スリランカでは二毛作が普通。この時期と10〜11月に田植えをおこなう)。よく見てみるとこっちの田んぼはもう稲が20センチほどになっているのに、隣の田んぼではやっと耕し始めたところだったりする。もう少し時間がたつと、たわわに実った金色の稲とまだ青々とした稲が並んでいたりするのだ。これにはびっくりする。日本では考えられない。

 雨のシーズンはあるものの、一年中気温がほとんど変わらないスリランカでは多少時期がずれてもかまわないのだろう。右写真は、水牛を使って耕しているところ。最近は機械を使う人が多くなり、こんな風景も珍しくなった。土の中の虫を狙って、シラサギが集まり、水牛の後を付いて回っている。「田植え歌」だろうか。彼らは大きな声で掛け声とともに歌をうたいながら水牛を追っていた。

 ちなみにスリランカには数十種類ものお米があり、値段も細かく分かれている。値段は、1キロ25〜50ルピー(30〜60円)。大きさや形、色が違うだけでなく、味や食感も違うので、我が家では気に入っている種類のお米を数キロずつ買って、日によって替えている。ただ問題は、お米によって水の量が違うので、ときどき適量がどれくらいだったか忘れてしまうこと(目分量なので)。柔らかすぎるとカレーと混ぜたときにべちゃべちゃになっておいしくないので、久しぶりに炊くお米のときには、水を少なめにしておいてあとから足していくようにしている。こんなアバウトな炊き方でも普通においしいご飯になるのはありがたい。



水牛を使って田を耕す
6月6日 晴

■ピットゥ作り
 なぜか今まで一度も食べる機会のなかった「ピットゥ」を、隣の家で作っているというので作り方を見に行った。

 米粉もしくは小麦粉とココナツを削ったものをよく混ぜ、円筒型の筒の中に入れる。それを写真のようにセットして、蒸す。以上。とても簡単。できあがったものはカレーをつけて食べる人が多いが、伝統的な食べ方はココナツミルクとだという。スリヤンガもマリも初めてらしく一瞬「おいしくなさそう…」という顔をしていたが、実際にココナツミルクをかけ、辛いサンバルをつけて食べると「おいしい」と言っていた。

 けっこうパサパサしているので、たっぷりココナツミルクをしみ込ませて食べる。少量でもかなりお腹がふくれる。食べ終わってから写真を撮っていないのに気が付いた。次回紹介します。

ほとんどの家では今でも
かまどを使っている
6月4日 晴

■ペラヘラ
 近くのお寺で「ペラヘラ」があるというので見に行く。「ペラヘラ祭り」というとキャンディで毎年夏に行われるのが有名だが、「ペラヘラ」はシンハラ語で「行列」という意味なので、行列が出るお祭りはすべて「ペラヘラ」と呼ぶ。

 今日のお祭りは。「ウパサンパダー/具足戒(ぐそくかい)」の儀式を祝うもの。具足戒は、僧が守るべき戒のことで、見習い僧が成人し、師僧に「正式に僧になること」を認められると、受けることができる。在家者は、新しい僧の誕生を喜び、お祝いをする。

 13時にスタートの予定だったが、やはり遅れて14時頃になる。お寺からスピーカーでペラヘラの始まりが告げられ、賑やかなドラムや笛の音が聞こえてくると、次々とお母さんに連れられた子どもたちが飛び出してくる。おばあちゃんたちが(こういう時は決まっておばあちゃんが参加する。なぜおじいちゃんはいないんだろう?)蓮の花や仏旗を持ったり、子どもたちがいろいろな伝統的・民族的衣装(茶摘み姿もあった!)を身に付け、踊りを披露しながら歩いていく。まさに地元のお祭りなので、知っている人が行進していて楽しい。

 しかし、今日の目玉は「ゾウ」。一頭だけだがゾウが参加するとあって、子どもたちは今か今かと登場を待っている。野性のゾウがいるスリランカでも、生息地はここからかなり離れているので、普段は見る機会がない。派手な布をかけられ小さな仏塔をのせたゾウがやってくると、大さな歓声があがった。およそ150人のペラヘラは20分ほどで終わった。

★ピンチ!
またカメラの調子が悪い。電源のON/OFFが機能しない。とりあえず、電池を入れたり外したりすれば使えることがわかったが、修理に出さねば。

そんなわけで、せっかくのペラヘラも写真が撮れませんでした。
6月3日 晴

■犬チェック
 半年以上前から犬を飼いたいと探しているが、うまく見つからない。番犬もかねてジャーマン・シェパードが欲しいのだが、日本のようにペットショップがあるわけでもないので、知り合いに聞き情報を集めるしかない。お店ではなく、個人の家でいろいろな種類の犬を飼い、繁殖させ商売している人はいて、新聞の日曜版に情報がのっているが、見ず知らずの人から買うのは信用できないというのがスリランカ人の考え方。できればすごく遠いつながりでも「知り合い」の人から買ったほうがいいという。

 ここから200キロ近く離れているティッサマハーラーマの友人の紹介で、さらにそこから100キロほど離れているバドゥッラの人のシェパードがもうじき出産なので、その最初の子犬をもらう約束をしていた。しかし残念なことに、出産後まもなく死んでしまったという連絡を受けた。

 「まあ、気長に待とう」と思っていたら、別の友人がここから数キロほどのバッディガマに子犬がいるという情報をキャッチしてきた。早速、見に行ってみる。いた、いた。子犬が二匹。生後2ヶ月でかわいい盛り。近くのオリにはお母さんらしいシェパードもいる。でもなんかシェパードっぽくない…と思っていたら、その家のおじさんが「ああ、それドーベルマンだよ」。やっぱり。子犬のときはかわいいけど、あまり気が荒いのは大変だからドーベルマンは遠慮したい。聞けばシェパードも同じ頃生まれたんだけど、もう売れてしまったらしい。残念。これも縁だからしょうがないか。
6月2日 晴

■大賑わい
 家に人が集まるのはいいこと。スリランカでは、特に新しい家にたくさん人が来ることは吉兆をあらわす。しかし今日は、「騒がしい」、いやおめでたく言えば「にぎにぎしい」一日だった。

 まず家作りのワーカーたちが6人。水回りの職人さんが2人。スリヤンガの実家から両親と近所の人が合わせて8人。ローシーナンギーと私たち3人。午前中のお茶の時間は、19人もの紅茶を用意した。おしゃべり好きなスリランカ人のこと。いやあ賑やか。家のあちらこちらでおしゃべりの輪ができ、BGMの音楽が聞こえないほどうるさい。

 お昼、ワーカーたちは家に帰って食べてくるのだが、残り13人分の昼食を用意する。なるべく簡単にしようと、カレー&ライスはやめて、フライドライス、海老の炒め物(トマトソース)、空芯菜(クウシンサイ)の炒め物(オイスターソース)ときゅうりのサラダという献立にした。どちらかというとレストランメニューだから、「おいしい(珍しい)」と喜ばれた。もちろんデザートは、アイスクリーム。でもちょっとだけ手間をかけて、バニラアイスの上にカシューナッツを砕いたのをふりかけ、キトゥルパニ(蜜)をかけた。

 大仕事の昼食のサービスを終えホッとしているのも束の間、近所の人やスリランカ、マリの友人が訪ねてきて、次々と紅茶のサービスに走り回る。5時過ぎ、ワーカーたちも仕事を終え帰り、やっと3人だけになり静かになった。そこへ電話。大工のガーミンダイヤが泊まりにくるとのこと。お酒好きな彼のために、アラックを用意する。普段から明るいガーミンダイヤは1人でも十分。お酒も入り、4人なのに昼間に負けないほどにぎやかになる。本当に大賑わいな一日だった。
5月30日 雨

■携帯マナー
 スリヤンガの友達が遊びに来てお茶を飲んでいたときのこと。「そういえば」とその友達が話し出した。「この前、コロンボからキャンディ行きのバスに乗ったら、日本人女性が乗っていて…。すごくびっくりしたよ」。何をびっくりしたのかと思ったら、その女性が携帯で*SMS(メールのようなもの)を打っていたらしいのだが、その速さに驚いたらしい。思わず、日本にいたとき、電車の中で女子高校生たちが、ものすごい速さでメールを打っていた姿を思い出し笑ってしまった。確かに、あの親指の動きにはびっくりだろう。
 
 スリランカ人もSMSを使うが、そんなに頻繁ではない。基本的にはローマ字入力なので、英語もしくはシンハラ語の音をローマ字で打っていく。スリランカに出回っている携帯画面は小さく文字数が入らないので、短い文章も画面をスクロールしないと読めない。とても不便だし見にくい。私もほとんど使っていない。

 ところで、一応スリランカの携帯にもマナーモードが付いているが、使っている人はほとんどいないのではないかと思う。公共の場でもみんな大きな音で着メロを鳴らしている。バスや列車はもちろん、あのようすならきっと映画館でも鳴っているに違いない。そしてびっくりしたのが、オフィス内でもOKらしいこと。役所や銀行でも、机に置いた携帯が鳴ると、普通にとってしゃべっている。もちろん私用。その間、客は待っていなければならない。どう考えてもおかしいと思うが、他の客(スリランカ人)は何も感じないみたい。文化・慣習の違いと言っていいのか。 まあでも、客が目の前で待っていても、会社の電話を堂々と使って、延々と長電話(私用)している人もいるから自分の携帯を使うだけマシってことかもしれない。

*スリランカの携帯電話は、日本と形式が違っている(GSM携帯電話)。Eメールはできないものが多いが、同じ形式の携帯電話同士なら、電話番号でメールのやり取りができる(海外も可)。
5月27日 曇ときどき雨

■家作り
 久しぶりに家作りの報告を。年末年始から春休みの時期にかけて、自分たちが忙しかったのもあるし、我が家にお客さんが来ていたこともあって家作りが中断していたが、最近再開した。写真は外壁にプラスター(漆喰)を塗っているところ。はしごも足場も、すべてその辺で取ってきた木で作っているのがスリランカらしい。多分、あと一週間くらいでプラスターが終わるので、その後2階の部屋の内装に取りかかる。

 今日はスリヤンガと部屋や浴室の寸法をはかり、タイルの枚数を割り出した。来週にもタイルを買いに行かねば。
5月25日 曇

■マンゴーの音
 そろそろマンゴーの季節も終わりに近づき、我が家の庭にあるマンゴーの木になっている実も残り数個になった。この2ヶ月間というものほぼ毎日マンゴーを食べていたので、さみしい気がする。マンゴーにもいくつか種類があって、食べ比べてみると味が違う。スリランカでは、北部のジャフナのマンゴーが一番おいしいとされているが、うちのマンゴーも私たちが住む南西海岸エリアでとれるマンゴーとしては、かなりおいしい。この木は、土地を買ったときから自然に生えていたので、誰かが、食べた後のマンゴーの種をポイッと捨てたのが育ったのかもしれない。

 ある日のこと。朝食を食べていると、いきなりスリヤンガが立ち上がり庭にダッシュした。何事かと思って見ていると、マンゴーが落ちたらしい。そのままにしておくと、すぐにリスや鳥に食べられてしまうので急いで拾ってきたのだ。その後もマンゴーは毎日落ち、スリヤンガはすぐにその音を聞き分け拾いに行く。私も最初は気が付かなかったが、慣れるにつれわかるようになってきた。普通に「ボトッ」という音がするだけだが、自然の中で暮らしているのを感じるひとときでもある。



今日落ちたマンゴー。もちろん完熟
5月19日 曇

■芝生作りの下準備
 柔らかな芝生と風に揺れるココヤシ。南の島らしいそんなガーデンに憧れている。木陰にテーブルとイスを並べブランチを食べたり、ヤシの木にハンモックをつないで読書したいなあと思っている。が、現実はまだ土のみ。早くそんなガーデンになればいいが、芝生の種をまくことから始めねばならない。いや、その前に種をまく準備をしなければならない。

 今までは基礎を作る用の大きな石やブロックなどが置いてあったので何も手をつけられなかったのだが、やっと片付いてきたのでそろそろ種まきの準備をしようと思う。まずは丁寧に雑草を抜き、石を拾う。が、コンクリート作りのための小石があちこちに散らばっていて、石を拾うのもひと苦労、雑草取りもひと苦労。次から次へと生えてくるので終わりそうで終わらない。

 暑い日中は避けて、夕方5時くらいから日が暮れるまで作業をしているのだが、蚊との戦いでもある。虫除けスプレーをかけていても、洋服の上から刺してきたりする。日本から持ってきた軍手が大活躍しているが、とうとう最後のも穴だらけになってしまった。スリランカにはゴム製の手袋しかないので、肌が弱く荒れやすい私には使えない。貴重な一組を糸で繕いながら使う。



目指すのはこんなガーデン
5月16日 曇

■マザー・テレサの施設
 ボランティアを希望する人の受け入れについて、シスターと話をするために、ゴールにあるマザー・テレサの施設に行った。ゴールといっても海岸沿いの中心部からは遠く(車で15分ほど)、かなり内陸に入った静かなところにある。

 スリヤンガも知らなかったのだが、ゴールに住んでいるスリランカ人にもあまりその存在を知られていない。韓国人からの寄付で建てられた施設で、18人の孤児と十数人のお年寄りや目の不自由な人が暮らしている。シスターたちと話をしていて驚いたのは、スリランカにはコロンボ、モロトゥワ、クルネーガラ、トリンコマリー、ジャフナ、バブニヤ、そしてゴールと7か所ものマザー・テレサの施設があったこととだった。

 私は仏教徒だが、もともと宗教施設の静かで心が落ち着く雰囲気が好きなので、ヒンドゥー寺院、教会、モスクなどどこでも入るが、スリランカ人にとっては明確な線が引かれているらしく(仏教寺院にヒンドゥーの神様がまつられてたりはするが)、仏教徒のスリヤンガにはキリスト教の施設の情報はほとんど入ってこないものらしい。

 子どもたちは学校に行っている時間だったので会えなかったが、とても明るいシスターたちと、緑に囲まれた静かな環境でのびのびと暮らしているのが想像できた。ただやはり外部に出る機会があまりないので、子どもたちにとっては退屈に思うこともあるらしい。今度子どもたちを連れて、私たちの家に来て、みんなで海で遊ぼうと約束して帰る。
5月15日 雨

■チョコレート大大大好き
 お茶の時間にいろいろな種類のビスケットを出すと、まず始めにチョコレート味がなくなるのはよくある話。それくらいスリランカ人はチョコレートおよびチョコレート味のお菓子が好き。もちろん、我が家のスリヤンガとマリもご多分に洩れず、チョコレートが大好き。

 珍しく雨が降り続く中、郵便屋さんの自転車のベルがなった。スリヤンガが傘をさして荷物を受け取りに行く。「誰からだろう」と見ると、この前まで滞在していたKナンギーから。宛名にスリヤンガの名前が書いてあるので、「僕のだ!」とスりヤンガが開けることに。中はなんとチョコレートの山!遠巻きに見ていたマリとスリヤンガから歓声が上がる。

 その場で開けて食べ始めそうな勢いの二人を、私がストップをかけ、ビニールの袋に入れ冷蔵庫にしまう。封こそしていないが、開けようとするとカサカサ音を立てるので、こっそり食べるのは都合悪いだろう。「少しずつ食べようね。だから勝手に食べちゃだめよ」と二人に釘をさしておく。

 しかしすでに今日だけで、午前と午後のお茶の時間はもちろん、昼食、夕食の後にも洗い物をしている私のうしろで「チョコレート、チョコレート」とうるさいので、デザート替わりにチョコをあげた。1日4回。明日は朝食後もせがまれそう。まったくこんな調子ではすぐになくなるだろうな…



夢のような日本製チョコレートの山
ありがとうね、Kナンギー!
5月14日 曇ときどき晴

■母の日
 新聞を読んでて、今日が「母の日」だと気が付いた。横で見ていたスリヤンガが、私の母に電話しようと言い、さっそくダイヤルを押している。

 「お義母さん、こんにちは。スリヤンガです。お元気ですか」と嬉しそうに話し始める。ちょうど妹が遊びに来ていたようで、妹にも替わって話し続けている。しばらくして「レイコにも替わりますか?」と聞いているので、「いやいい」と言われて切られたらどうしようと思ったが、受話器を渡してもらった。

 ひとしきり妹と話したところで「じゃあ」と切ろうとすると、妹が「えっ!お母さんに替わらなくていいの?」と聞く。「いいよ。さっきスリヤンガと楽しそうに話しているの聞いてたし」と言ったが、受話器を渡したらしく母の元気そうな声が聞こえてくる。ここ数日のLTTEと政府軍との戦闘が、日本のメディアでも取り上げているので、少し心配していたらしい。

 私もネットニュースで見たが、「内戦再燃の危機!」というのはなんとも大げさな見出しで、確かに和平交渉が難航しているのは事実だけれども、「内戦」の持つイメージと一部の戦闘地域を除くスリランカの「のんびりとした雰囲気」は大きくずれている。母には、「みんな元気だし、治安も問題ないから心配しないで」と言って電話を切る。
5月12日 晴

■ウェサック・ポヤデー
 今日はスリヤンガの実家に行く予定になっている。急いで掃除をし、我が家の飾りつけのための電球を買いに行き、作りかけのランタンを仕上げる。「なんで当日の朝にバタバタしないといけないの?」と思うが、スリヤンガやマリはいたって普通。「ウェサックの当日なんてこんなものだよ」という顔をしている。

 クリスマスツリーにつけるような、カラフルな小さな電球が連なっているのを2階の窓枠に飾り、両側にランタンを吊るす(右写真)。ランタンの中に電球を入れ、1階のスイッチでつくよう配線する。こんなこともスリランカ人はちょちょいとやってしまうからすごい。

 お昼頃実家に着くと、お義母さんがランタンを見せてくれる。お義父さんの職場の後輩たちが作ってくれたらしいが、赤、紫、黄、緑とものすごい配色。かなりセンスが悪い。ランタンはほとんどの家が手作りするのだが、デザインや配色にこだわって作る。そういう意味ではお義母さんは「きれいじゃない…」と残念がっていた。

 夕方になり、ランタンを吊るし、家の前にオイルランプをともす準備をする。木の枝を地面に立て、その上に素焼きの入れ物を置き、ココナツオイルと芯を入れていく。

ご本尊に供えるオイルランプ

 お寺に行く前にシャワーを浴び、白い服に着替える。白い服はお寺参りの正装。私もサリーを着るほどではないけれど、ポヤデーの日は白いTシャツを着るようにしている。

 今日は大きなプージャがあるので、境内は数百人の人であふれている。2列になって丸く並び、その間を花やお香、食べ物や飲み物などのお供物を持った人が歩いていく。人々はそのお供物に手を触れ合掌する。これが数十人、けっこう早足で次々と来るため、のんびりと手を合わせてなんかいられない。ポン!(手を触れて)合掌、ポン!合掌、ポン!合掌という軽快なリズムでいかないとタイミングを失ってしまう。

 この後お坊さんのティーチングがあったが、それはパスして無料で食事を施してくれるところにご飯を食べに行く。これはダンサラと呼ばれ、有志が集まって事前に寄付を集め、食事や飲み物を無料で配るもの。スリヤンガは接待係が忙しそうなのを見て手伝っていくというので、持ち帰り用に包んでもらって家で食べることにする。普段は電灯が少なく暗い道だが、今日は頭上では満月が光り輝き、家々にはランタンや電球が灯され、村全体が明るく華やいだ雰囲気に包まれていた。



我が家のランタン byマリ




お寺の境内からみた満月
5月10日 晴

■禁酒ウィーク
 ウェサック・ポヤデー前後は、酒屋は営業禁止、レストランでもお酒は出してはいけないことになっている。実はウェサックに限ったことではなく、毎月あるポヤデーは基本的にはお酒は買えないし飲めない。これは「ポヤデー(満月の祝日)くらい在家の仏教徒も戒律を守りましょう」というもので、禁酒をふくめ戒律を守って仏教徒らしい一日を送り、お寺におまいりに行くという習慣からきている。しかし、最近はこれもずるずるで、なじみの店に行けば売ってくれたり、レストランでもポットなどに移し変えてビールを出したり、グラス売りでアラックを出したりしていた。

 ところが、今年は「もしお酒を売ったら罰金50万ルピー」というとんでもない罰金が科せられることになった。50万ルピー(60万円弱)といえば、スリランカでは小さな家が建つかもしれない金額。これには店側も恐れおののいたのか、いくら頼んでも出してくれない。友人のスリランカ最後の夜だったが、残念ながらビールで乾杯!はあきらめることとなった。
5月8日 晴

■もうじきウェサック祭り
 日本から遊びに来ていた友人を案内しに、ゴールに行った。旧市街と砦を歩いたり、お土産を買ったりしたのだが、街はすでにウェサック一色。*仏旗が飾られ、ランタン、ウェサック・カードなどを売る出店がたくさん並んでいる。

 日本人の感覚だと(欧米人のクリスマスも同じか)、飾りつけは祭りの当日よりも前に始め、過ぎたらさっさと片付けると思うが、スリランカは違う。ポヤデー当日、それも夕方からランプを付けるのでそのぎりぎりまでは飾りつけをせず、どちらかというと皆の目に触れないところに隠しておくらしい。そのためか、私が「(ランタンを作る材料などを)今日買っておく?」と聞いても、「あとで」とあっさり言われる。いつもそうやって、ぎりぎりになってから慌てるのに…と思うのだが、今回はどうなることやら。

 ランタンや電球は、12日のウェサック・ポヤデー当日から1週間くらい飾りつけをし、毎日暗くなると明かりをともす。ランタンは期間が過ぎると燃やしてしまい、毎年新しいものを作るので、作り方を知っているのはもちろんのこと、色やデザインに凝って作る家庭も多い。

*仏旗…1950年スリランカで行われた第1回WFB仏教徒会議で採択された仏教の旗。赤青黄白橙の五色はそれぞれブッダの身体を表している。一応世界共通です



 
5月4日 晴

■こんなタイル…
 今日はジェフリー・バワファンのお客さんと、バワ建築のホテルを見に行く。バワのホテルはどこもバワの個性があふれていて、見るだけでもワクワクする。空間の居心地の良さも素晴らしいけれど、ホテル内のいたるところにバワテイストがあふれているのが楽しい。エントランスやガーデンだけでなく通路を歩いていても、小さなオープンスペースがあって木が植えられていたり、アンティークのテーブルが飾られていたり、細かい彫刻がされたドアがあったり、すごくいい景色が広がっていたりと、ボーッとはしてられない。こんなに緻密に人々の目線を考え、細部までデザインするなんて、バワという人は相当な頑固者もしくは気難し屋だったのではないか。少なくとも、人の好いおじいさんではなかった気がする。

 ところで、今自分たちの部屋のバスルームをどうしようかと悩んでいる(これから内部をデザインする)。まずイメージに合うタイルが見つからない。今日行った「ザ・ヴィラ・モホッティ」のバスルームを見てため息が出た。「素敵…」。でも多分これは輸入物だろう。以前にコロンボのタイル屋さん街を歩いたが、どこも似た寄ったりのしかなく、ピーンとくるものはなかった。タイルだったら絶対イスラム圏の国、特にトルコ、モロッコあたりにいいのがありそうだけど、行く機会はないしなあ。スリランカのイスラム教徒たちの好むデザインは、かなり大味なモザイク模様なので残念ながら好みではないのだ。



120年前に建てられたコロニアル
スタイルのヴィラ。このタイルもア
ンティーク
4月29日 晴

■蒸し暑い…
 東京の夏ほどではない。でもここ最近とっても蒸し暑い。風が通っても、ファンが回っていても、まとわりつくような暑さ。特に夜になっても、じっとり感がなくならない。蒸し暑い。さすがに夜眠るときもファンをまわしている。

 食欲がないというのもあるけど、それより作る気がしない。でもこんな時、スリランカってささっと作れるものも、さらさらって食べられるものがない。あ〜ところてんが食べたいなあ。
4月28日 晴

■ビザ延長
 来週レジデンスビザが切れてしまうので、出入国管理局まで延長の手続きに行った。申請用紙に記入してパスポートと提出すると、レターを書くように言われる。私ではなくスリヤンガが、「妻がレジデンスビザを申請することに何も異議はありません」と書いてサインする。スリランカではこのように、いきなりその場でレターを書くように言われることがある。日本だったらそういった形式の用紙があって、名前と日付を入れてサインもしくは印を押すだけだろうが、スリランカでは書く紙もくれないことがある。私がA4用紙を持っていたので、それに書いて持っていく。

 担当者に渡すと、「(オフィスが移動して)ファイルが見つからないから、3日くらいかかるな」と言われる。暇そうに座ってるだけなのにふざけるなと思うが、ここはぐっとこらえて、にこやかに且つ口調は強く、「なんとか今日もらえませんか」と頼む。「そうだな…じゃあ、午後4時」(現在午前11時)と言うので、「もう少し早く、1時にできませんか」と言うと、「わかった。2時に」と言われる。良かった。うまくいった。なんだかディスカウントの交渉みたいだが、こうやって間の時間に収まれば相手の顔もたつ。

 お昼を食べて戻ってくると、予定通りパスポートをもらえる。驚いたのは、本当に私の名前のファイル(厚紙のファイルでヒモが通してある)があったこと。見ると、前回の申請用紙やパスポートのコピーなどが綴じてある。ファイルNOも全部手書きというのもすごいけど、本当に倉庫からファイルを探してきて処理するんだと感心してしまった。机の上にパソコンが置いてあるけど、何に使ってるんだろう…(電源は入っていなかった)。ちなみに受付に座っていた女性は、パソコンでトランプゲームをしていた。


*レジデンスビザ

スリランカ人の配偶者がいる場合は、通常2年もらえる(無料)。初めての申請時には、写真や結婚証明書、二人そろってのインタビューなどがあるが、更新はパスポートだけでOK。
4月26日 晴

■自爆テロ
 昨日コロンボの陸軍司令部敷地内で自爆テロが起こった。場所は、ホテル「タージ・サムドラ」を過ぎてフォート方面に走ると、「ゴール・フェイス・グリーン」の向かいに陸軍の敷地がある。その中の病院入り口で爆発がおきた。

 狙いは陸軍司令官。犯人は女性。妊婦を装い、司令官を乗せた車に近づこうとし、護衛が制止しようとしたところ、爆発させた。これによって、護衛官や一般市民(病院に見舞いに来てた軍関係者の家族や親戚など)を含む8人が死亡。陸軍司令官は重傷を負った(他、27人負傷)。お昼過ぎの時間帯だったため、病院入り口付近は、昼食をこれから食べに行く、もしくは食べ終わって帰ってきた人でごったがえしていたという。

 ここは病院といっても、陸軍専用。誰もが自由に入れる雰囲気ではない。司令部敷地内なので、当然入るときにチェックは必要なはずだが、この日はこの病院で「マタニティ・デー」としていたため、妊婦には厳しいセキュリティ・チェックをしなかったのだという。もちろんそれを前提としてこの日を選んだのだろうが、おなかの大きい女性が、「兄が入院していましてお見舞いに…」というようなことを言ったら、わけなく通れたのだろう。

 今朝の新聞の写真、窓ガラスが割れ、爆発の破片でまるで機関銃で撃たれたように穴がぼこぼこあいた車と、近くに犯人のものと思われる片足が落ちているのを見て、「なんて愚かなことを…」と無性に悲しくなった。


*テロについて

 今回のテロもそうですが、一般市民や外国人観光客を狙った無差別テロではありません。
 ターゲットは政府・軍関係者やその建物であることが多いので、そういった場所や集会などには近づかないようご注意ください。





フォンセカ司令官(左下写真)が
乗っていた車  (C)Daily News
4月21日 晴

■魚がない
 14日に新年が明けて今日で8日目。昨日からパン屋さんが営業を開始し、朝食にパンが食べられるようになった。が、魚はない。漁師さんたちはまだ休んでいるらしい。いつも家に売りにくる魚屋のお兄ちゃんは、12日に魚を買ったときに「多分、次来るのは25日過ぎだから…」と言っていたが、本当だった。
 
 もちろん野菜だけでもいいのだが、どれか一品魚が入っていたほうが味にメリハリが出ておいしい。ずっと野菜カレーだけだと、ずっとお粥を食べているような気分になってくる。毎日はきつい。そこで、卵や缶詰の魚、干し魚を使うのだが、個人的にあまり好きではない。

 今日はスーパーに行ったので、ソーセージを買ってきた。もちろん「チキン・ソーセージ」。スリヤンガはチキン以外の肉を食べないので仕方ないのだが、それにしてもチキン・ソーセージはおいしくない。味が淡白すぎる。「やっぱりソーセージはポークでしょ」と思うが、スリランカに来て初めて「チキン・ソーセージ」の存在を知った。日本でも売っているのでしょうか。魚があればこんなに悩まなくていいのだが、あと4、5日どうしよう…
4月18日 雨ときどき激しい雷雨

■11プラス3
 お昼過ぎ、まだ実家にいるマリから電話があった。夕方、スリヤンガの友達が我が家に遊びに来るらしい。「何時頃?何人?お茶?それとも夕食?」と、矢継ぎ早に質問する私に、「5時頃。たぶん…お酒飲んで、その後ご飯」と言いにくそうに答えるスリヤンガ。「それはいいけど、何人?」「7、8人…」。ってことは、私たちとマリを含めると、11人分の料理を用意するってこと! お正月休みで開いている店は少なく、冷蔵庫の中はほとんど空の状態。「何作ろう」と悩む私に、スリヤンガは「スパゲティ!」と提案。これなら一人でも簡単に作れる。さっそく、スリヤンガが麺とお酒を買いに行く。でも用意をするのはまだ早い。実際のところ何人来るかわからないし、もしかしたら来ないかもしれない。

 6時頃、シャワーを浴びてると、門のあたりでガヤガヤ声がする。到着したらしい。「さあ、どうぞ」と家に上がってもらうと、ぞろぞろと人が入ってくる。「1、2、3、4…」と数えてみると、11人! スリランカでは食事は多めに用意するのが当たり前なので、多少数が増えても気にしないものらしい。しかし私は日本人。14人分のスパゲティって、どうゆでたらいいんだろうと考えつつ、つまみを用意する。買っておいたスナックとマッシュルームのフリッタースリランカ風。みんなが飲み始めたところで、私もこっそりキッチンで飲みながら、料理を始める。どれくらいが適量なのかまったくわからないまま、ソースが出来上がり、スパゲティをゆでることに。大鍋2つに、ソースをからめて皿に盛る時間を考え、2分ずらし、ゆで始める。お酒を飲まないマリをアシスタントに、盛り付けをしテーブルに運ぶ。

 もうこの頃にはすっかり出来上がった状態の友人たち。「スパゲティは初めて」という人も多く、スリヤンガがスプーンとフォークの使い方を教えている。「けっこうおいしくできた」と自分では満足してたのに、「みんな食べるの初めてで、おいしいかおいしくないかわからないから、心配しなくて大丈夫だよ」とスリヤンガに言われムッとする。ともかく、無事デザートのアイスクリームまで食べ終わり、ほっとする。時計を見ると、すでに23時。まだ、歌をうたったりと宴たけなわだったが、明日仕事の人もいたのでお開きにする。「次は日本食で」という言葉に、にっこり「いつでもどうぞ」と応対したが、次がいつ来るのかおそろしい。
4月16日 晴

■運動会!
 今日はお正月休みの日曜日。あちこちで運動会のようなフェスティバルが開かれた。スリヤンガの実家の近くでも行われると聞いて見に行く。これが日本の競技と似ていて面白い。

 右上写真は、日本でいうところの「福笑い」か。目隠しをして、象の目の位置を選ぶ。黒板に番号がふってあるのは、今までの子どもたちが選んだ目の場所。一番目に近い場所を選んだ子が優勝となる。

 続いて右下写真は、すいか割りならぬ「素焼きポット割り」。パン食い競争みたいにポットがぶらさがっているが、ひとつだけ青い水が入っていて、それを割ったら当たり。これがけっこう難しく、なかなか当たらない。ときどき、全然違う方向に歩き出し棒を振り回す人もいるので、観客も注意していないといけない。

 他にも、皿に小麦粉が入っていて、手を使わないで中に入っている50セントコインを見つける競技や、「二人羽織」のようにしてカルドを食べさせる競技もある。

 そしてスリランカらしい競技。左写真は、アンマ(お母さん)達による「ココナツ削り競争」。皆使い慣れている削り器を家から持参。スタートの掛け声とともにココナツ1個分を削り始める。家族分の量だったら、半分削るくらいが適当なので、1個というのはけっこうしんどいはず。炎天下の中、汗びっしょりになりながら黙々と削りつづける。

 競技が終わって、削ったココナツはきちんと持って帰るのが主婦。ちょうどお昼前だったので、昼食の準備に使えるのだろう。面白かったのは、負けたアンマ達は口々に「私のココナツは固くて良くなかった」とか、「私のは割り方が下手だったからやりにくかった」とか言い訳をしながら帰っていったこと。このフェスティバルは主に子どもたちのためのものだが、アンマたちも実は本気だったらしい。



目隠しをして象の目の位置を当てる



青い水の入ったポットを割ったら勝ち!
4月15日 晴

■ご挨拶まわり
 今日は、親戚や近所に新年の挨拶に行く。午前中は、トゥクトゥクでゴール周辺の親戚の家をまわる。お菓子などの手土産を持参し、年長者にはキンマの葉を手渡し、その足元にぬかずく。これは目上の人への挨拶で、新年には欠かせない。その後、山ほどのケーキ、キャウンなどのお菓子やバナナ、紅茶やジュースがふるまわれる。

 しかし、これが大変な苦痛を伴う。1軒だけならいい。でも今日は午前中だけで4軒。ランチは近所の家で招待を受けていて、午後に5軒。どこへ行っても真っ先に勧められるのは私。新年の晴れの席で、何も手をつけないのは失礼になる。紅茶はお願いして砂糖抜きにしてもらい、少しずつお菓子もいただくのだが苦しい。午前の部が終わった段階ですでに満腹状態。が無情にも、「用意できたよ」と近所のおじさんがランチを誘いにくる。ここで胃腸薬を飲み、午後の部に備えることにする。

 そして、ランチのカレー&ライスを食べ(もちろんデザート付き。山盛りゼリーの上にアイスクリームがのってた)、少し昼寝をして休憩し、午後の挨拶まわりを開始する。本気で苦しい。お腹はいっぱいだが胃が甘いものは受け付けず、もっぱらバナナをいただく。こういうとき、スリランカのバナナは小さいのでありがたい。なんとかこの日を乗り切り、夕食は抜きにして早々に床につく。まさに食っちゃ寝の一日…。

 
4月14日 晴

■あけましておめでとうございます!
 午前6時49分。新年となった。あちこちでパンパンと爆竹の音が鳴る。去年は津波の後だったので自粛ムードで静かだったが、今年はやかましい。7時14分。新年最初に火をつけ、ココナツミルクライスを作る時間。昨晩のうちにココナツミルクは作っておいたので、今年は滞りなく行う。今年の吉兆の方角は南。南を向いて火をつける。ここから急いで支度をし、スリヤンガの実家へ向かう。最初の食事が8時24分。その前に着かなくてはならない。3日間家を空けるので、戸締りやガス、水などをチェックし出かける。

 そして、8時24分。バナナの葉に盛った、キリバットゥ(ミルクライス)、お菓子類を南を向いて食べる。その後はのんびり過ごす。スリヤンガとマリは、めいめい友達の家に行ってしまう。今日は、男同士で集まってお酒を飲んだり、賭け事をして遊んだりするので、私は残念ながら蚊帳の外。
そう思って本を持ってきたので、久しぶりに一日読書をして過ごす。
4月12日 晴

■パスポート更新
 もうじき切れるパスポートの更新のため、コロンボの日本大使館に行った。通常は翌日発給なのだが、ヒッカドゥワ(片道2時間半)からというのを考慮してもらい、今日中にもらえることになった。夕方まで時間ができたので、市内をぶらぶらする。新年用の服を見ようとODELに行ったら、開店10分前なのにすでにたくさんのお客が待っている。看板を見ると、ちょうど今日までが特別セールになっている。といっても、何が特別セールなのかわからない。値札を見ても特に安くなっているわけでもないし。かわいいキーホルダーを見つけたので買う。

 続いて、リバティ・プラザで、体重計を探す。以前ゴールで探したのだが、置いてある店が見つからなかった。スリランカ人はあまり体重を気にしないので、必要ないのかも。といっても、私も一緒に気にしなくなるのはまずいので、細かく店をチェックする。ここは、小さなテナントがたくさん入っているのだが、体重計は、電化製品屋さん、時計&DVD屋さん、キッチン雑貨屋さん、アクセサリー&食器屋さんに置いてあった。私には、お店で扱っている品物の範ちゅうがわかりにくい。「この店になぜこんな物があるの!?」ということがけっこうある。ともかく体重計を手に入れ、再び日本大使館に向かう。

 もちろん、新パスポートはできていた。日本では当たり前のことでも、スリランカにいるととても感激してしまう。新パスポートはICチップ入りになった。中のデーターを見せてもらったが、パスポートと同じ内容(写真も含めて)が画面にあらわれる。これでパスポート上の写真やデーターを変えても、ICチップのデータで照合できるので不正入国がしにくくなるとのこと。でも、ICチップ内のデーターが壊れた場合は更新する義務はなく、今まで通りパスポートだけで照合すると聞いて、それなら不正入国する人は故意に壊すんじゃないかと思った。いつかは国際標準になるかもしれないが、まだほとんどの国では導入されていない。もちろんスリランカの空港にもない。さすがに成田ではチェックしてるんだろうけど。 *10年パスポート手数料…Rs15,520



ベイラ湖に浮かぶシーマ・
マラカヤ寺院で
4月9日 晴

■ジュエリーはオーダーメイドで
 今まで宝石とは無縁だったし、そんなに興味もなかった。結婚指輪も、結婚式間近になって「指輪の交換」があると聞き、あわてて買いに行った。それも数百ルピーのシルバーリング。そんな私がリングを作ることに。

 事の発端は、我が家に滞在していたKさんが20歳の記念にリングを作ろうと、私の持っていた雑誌を見ながらデザインを選んでいたときだ。私も一緒にパラパラ見ているうちに、作ろうかなという気分になってきた。お店は親戚のおじさんの親友がオーナーで、宝石の品質は信用できる。気に入ったデザインが見つかったので切抜きを持っていき、オーダーした。

 モデルのリングは、プラチナにダイヤモンドとピンクダイヤモンドのデザイン。でもスリランカではダイヤモンドは取れないし、プラチナはとっても希少で高いので、ホワイトゴールドのリングにホワイトサファイアとピンクサファイアを付けてもらうことにした。急ぎではないと言ってあったので2週間ほどかかったけど、イメージ通りにできあがった。もちろんサイズもぴったり。ただ最近外にいることが多く日に焼けてしまったのだが、このリング、黒い肌には合わない。絶対に白い指のほうがいいので、これから手にも日焼け止めを塗ろうと心に誓う。

 スリランカのジュエリーは、どちらかというとヨーロッパ客好みのデザインなので、ごっつい派手なデザインが多く、シンプルなものは少ない。リングのサイズも大きいので、その場でぴったりのを探すのは難しい。その点、オーダーメイドなら好きなデザインで、石を選んで作ってもらえるし、サイズも問題ない。時間も2〜3日でできる。値段は、基本的には宝石自体の値段と、ゴールド、シルバーゴールド、シルバーの値段と、工賃なので、オーダーメイドだからといって格別高くなるわけではない。石の原産地であり、工賃が安いスリランカならではの値段で作れる。

*もちろん信用できるお店を選ぶ(もしくは紹介してもらう)ことは一番大事。値段交渉も要



ホワイトサファイアとピンクサファイ
アのリング



*スリランカで採れる宝石

ブルーサファイア他いろんな色のサファイア、ルビー、スターサファイア、スタールビー、キャッツアイ、アメジスト、ムーンストーンなど…
4月7日 晴

■新年を迎える準備
 新年を来週の14日に控え、どの家も準備に忙しい。外を歩いていると家の壁や塀をペイントしている姿をよく見かける。今日は両親にプレゼントする服を買いにゴールに行ったのだが、買い物客でものすごい人出だった。スリランカでは新年に新しい服を用意して、家族でプレゼントしあう習慣がある。ゴールの商店街では、特売の出店が出て大にぎわい。普段はバスが通る道なのだが、この期間は車両通行止めらしい。確かにこれでは大型バスは通れない。「スリランカにも歩行者天国があるなんて!」と思ってると、ププーとクラクションを鳴らされる。トゥクトゥクとバイクはOKらしい。

 父親にシャツとサロン、母親にブラウスとスカートを買い、郵便局、電話会社に行き用事を済ませ、壊れた靴を修理してもらい、食料品などの買い物をした。ただでさえ暑いのに、人ごみと、エアコンの効いていないお店の蒸し風呂状態の暑さに、へとへとになって帰る。あとは新年用のお酒を買えばOKのはず。新年までに大掃除をせねば…



大にぎわいのゴール商店街
4月6日 晴

■コーヒーの香り
 スリランカといえばセイロンティー。日本にいたときもコーヒーよりお茶が好きでよく飲んでいたのに、スリランカに来てからも特にコーヒーを飲みたいと思ったことはない。こちらで飲めるコーヒーといえば、ミルクも砂糖もたっぷり入った「ネスカフェ」か(パンやスナックが食べられるお店にネスカフェマシンが置いてある。オーダーするとお店の人がいれてもってきてくれる)、結婚式で出る砂糖入りのアイスコーヒーくらい。日常ではほとんど飲む機会がないし、おいしくもない。

 そんな中、日本から手紙と一緒にドリップバッグのコーヒーが届いた。さっそく袋を開けると、コーヒーのいい香りが広がる。コーヒーは味よりもこの香りがいい。お湯を火にかけながら、何かコーヒーのお供がないかと探す。できればブラウニーやチーズケーキが欲しいところだが、もちろんそんなものはない。冷蔵庫をごそごそ探すと、チョコレートが見つかった。スリランカのだから、私には甘すぎるのだが、そこは我慢。コーヒーを濃い目に淹れ、チョコレートをちびちび食べる。う〜ん。たまに飲むとおいしい。
4月5日 晴

■ラジオ出演
 NHKラジオから依頼を受け、ラジオに出ることになった。世界遺産のある街や近くに住んでいる人が「世界遺産の街」を紹介するというコーナー。私は「ゴール」について紹介する予定。事前に原稿のチェックがあるので、締切ギリギリの昨日なんとか送った。

 今まで何度かラジオで話したことがあるが、どれもインタビュー形式だったので、聞かれたことに答えるわけだからそんなに緊張しなかった。しかし、今回は独り語り。4分ちょっとの間、話し続けなければならない。考えてみれば、普段の会話ではそんなに一方的に話すことはないし、もし長く話すにしても聞き手が「ええ」とか「うんうん」とか、合間に何かしらの反応をしてくれる。いざ原稿を読んでみると、ずっと独りで話続けるというのは、なかなか難しい。小学生の国語の時間に、先生に指されて教科書を読んだのを思い出す。2週間ほど前からの風邪気味状態がまだ治っていないので、のどの調子が悪いのも心配。ただ生ではなく事前収録なので、途中で咳き込んでもやり直しができるだろうが、こういうのって何度もやり直すと棒読みになる可能性大。できれば一発で終わらせたいなあ。


▼時間があったら聴いてみてください
「ゴール」の街について話す予定です

NHK地球ラジオ 「世界遺産の街から」
4月8日(土) 午後6時半〜


http://www.nhk.or.jp/gr

*ホームページで放送が聴けます
(4月8日〜1週間)

4月4日 晴

■和食気分
 スリヤンガはコロンボへ、マリは実家のペンキ塗りを手伝いにバラゴダへ行ってしまったので、ものすごく久しぶりに一人で過ごしている。といっても、仕事が山のようにたまっているので、そんなにのんびりもしていられないのだが、いいのがお昼ごはんは好きなもの(=和食)を作れるということ。誰かいるとカレー&ライスを作らないといけないので、手間も時間もかかる。その点、一人分だけ和食を用意するのなんて簡単だし、何よりおいしい。

 しかし、まだ食欲があまりないので、雑炊を作ることにした。日本米がつきてしまい、昨日の残りのスリランカ米を使う。普通のダシでは食が進まなそうなので、「キムチ茶漬け」をつかってスープを作る。小口ネギをたっぷりきざみ、にんにくも刻んで入れる。塩を入れて味をととのえ、チリピースも加えて辛くする。そこにご飯を入れてさっと煮立て、とき卵をまわし入れてできあがり! 和食ではないけど、ほっとする味。そして夫たちには、決しておいしくは感じない味。デザートには庭になった完熟マンゴーを食べ、独りお昼ご飯を満喫したのだった。
4月3日 晴

■暑い!!
 先週、涼しいヌワラエリヤやキャンディにいたせいだろうか。ここ数日妙に暑く感じられ、身体がだるい。一応作って食べているものの、お腹が空かない。完全に「夏バテ」症状。こんなときには、(アーユルヴェーダ的に)冷たい食べ物を取るといいのだろうが、風邪気味が完全に治っていない状態ではそれもままならない。というわけで、のどがちょっと痛くて夏バテという、温かくしたほうがいいのか、冷たくしたほうがいいのかわからない状態になっている。こんなときアーユルヴェーダドクターはどういうふうに生活・食事指導するのだろう。良くないのはわかっているが、暑さに耐え切れずファンを回している。
3月30日 晴

■沙羅双樹
 キャンディ郊外にあるペーラーデニヤ植物園に行く。147エーカーという広大な敷地内に、世界中から集められた4000種類以上の植物が植えられている。園内はコーナーに分かれていて、手入れの行き届いたフラワーガーデンやヤシの並木道、たくさんのコウモリがとまっている木々などがあって、けっこう楽しい。

 一番のみどころは、セイシェル島にしかない、世界一大きな実をつける双子ヤシの木だろうけど(実が熟すのに5年かかり、重さは20キロ!もある)、個人的には「沙羅樹」の木が印象深かった。「お釈迦さまは沙羅双樹の下で涅槃に入られた」というのは知っていたが、まさか幹の周りに大きな実がぼこぼこついて、花も一緒にくっついているような木だとは思わなかった。香りは強いし、実が落ちてきそうで、私だったらなんだか落ち着かなくて、とてもその下に横たわろうとは思わない。「沙羅」の漢字からも音(オン)からも、もっと静かな雰囲気の木だと勝手に思っていたので、どうも実際の木と涅槃図が結びつかないのだ。なんでお釈迦さまはこの木を選んだのだろう…

手が届く高さに直径15センチ
くらいの実がなっている
3月19日 晴

■「ラー」を飲む
ココナッツの殻で飲むのが通…
 ヤシ酒「ラー」が手に入った。ヤシの木がそこらじゅうにあり、発酵に適した温度のスリランカのこと。簡単にヤシ酒は作れるのだが、政府からライセンスをもらっていないと作ることも販売することもできないことになっている。そのため、意外と手に入りにくい。無許可で作っている人も多く、こっそり買いにくる人は「ラー」というと周りにわかってしまうので、「タニ・アクラはある?」と聞くらしい。「タニ・アクラ」はいわゆる隠語で、タニ=ひとつ、アクラ=文字という意味。「ひとつの文字」、つまりシンハラ語で一文字で表す「ラー」を示しているのだ。

 今回もらった幻の酒といってもいい「キトゥル・ラー」は、キトゥルというヤシから作る。人工的なものは何も加えていない天然発酵だから、飲み頃の時間は短い。早く飲まないとどんどん酸っぱくなってしまい、しまいにはビネガーになってしまう。

 そんなわけで、もらってすぐ昼間から飲み始める。日本でもそうだったけど、太陽の下で飲むのはなんだか得した気分。妙に楽しい。せっかくだからと、2階のテラスにイスやテーブルを運び、ヤシの木や水田が広がる風景を見ながら飲むことにする。「おお〜なんて贅沢!」と一層幸せな気分になる。発酵し続けているため、ペットボトルの中でもちょっとぶくぶくしている。口に含むとなんともいえない柔らかい味。すーっとのどを通り、お腹に入っていく。アルコール度は低いので酔いもゆっくりなのがいい。そして、「ラー」のお供にはメニヨック。辛いサンバルをつけたメニヨックとの相性は抜群で、ラーもすすむ。皆さんも機会があったらぜひお試しあれ!



「ラー」のつまみには、ゆでた
メニヨック(黄色)とサンバル(赤)

*メニヨック…キャッサバのこと。
スリランカではこうやってゆでたり、
カレーにするが、タピオカは作らない
3月17日 晴

ヘビが出た!
 私はもともと、動物や昆虫をよく見つけるタイプなのだが、今日もふっと庭を見ると何かが横切っていくのが見えた。あの滑らかな動きは、オオトカゲでもマングースでもなくヘビだ!と思い、急いで見に行った。スリヤンガ曰く「ラット・スネーク」。毒がないことがわかったので、近寄って観察する。近くで見ると、顔は小さいのだがえらく長い。4mくらいあるだろうか。スリランカで見た中で最長の大きさだ。怖がって逃げようとするのだが、ちょうど庭の角のスペースに入り込んでしまい、あっちへうろうろこっちへうろうろしている。ちょっと門を開けてあげると、さ〜っと道を横切り向かいの草むらへ入ってしまった。

 そういえばヘビといえば、スリランカでは誰かが歌をうたうと「ガラニ エナワ(ヘビが来るぞ!)」と言ってからかったりする。「下手くそ!音痴!」という意味。我が家に来たときに、マリが鼻歌をうたっていたら(よくうたっている)、こう言ってからってやってください。
3月16日 晴

■キトゥル・ピティ・タラパを作る
 (キトゥル・フラワー入りのミルクライス)
 お義母さんに教えてもらったスリランカのデザート。とっても身体にいいと言われているキトゥル・フラワーを使う。めまいや立ちくらみ、あとはかかとのガサガサ予防にもいいらしい。キトゥルはヤシの木の一種(カルドを食べるときにかける蜜もキトゥルから取る)。このキトゥルの幹の内側のある部分を細かく砕き、水に一晩ひたし、沈んだものがキトゥル・フラワー。色も味もどこか「きな粉」に似ている。

 ざっと作り方を説明すると、ブラウンライスを少量、形が崩れるくらいまで煮る。そこにココナッツミルクで溶いたキトゥル・フラワーを入れる。弱火でコトコト煮ながら、砂糖と塩をひとつまみ入れて味をととのえる。火を止め、粗熱が取れたら冷蔵庫へ。

 冷えるとプティングみたいにちょっと固まる。口当たりが柔らかくとても優しい味。でも甘いお米が苦手な私には、お米じゃなくて小豆を使ったり、白玉を入れてもおいしそうと思ったりしている。不思議と和風な味なのだ。


ふんわり柔らかいデザート。
キトゥル・ピティ・タラパ
3月14日 晴

■お寺でオークション
 今日は「ポヤ・デー」。満月の日なので仏教徒はお寺にお参りに行き、「お酒を飲まない」などの戒律を守って過ごす日とされている。家の近くのお寺では、1年に1回オークションがある。有志がいろいろな物を持ち寄りオークションにかけて、その代金はそのままお寺に寄付される。オークションといっても、ほとんどが手作りのお菓子やスナック、ココナツやバナナの苗木などというほのぼのとした物ばかり。去年はオークションに参加しただけだったが、今年は我が家も出品することになった。「パリプ・ワデ25個×3袋」。75個の「ワデ」を作ることになった。

 もちろん義母がヘルプ(というよりメインで作ってくれる)に来てくれたので、私はひたすら材料を刻む作業に徹する。昨日の夕方から仕込みが始まる。まず洗ったレンズ豆を水にひたしておく。柔らかくなったら、石臼でひいて、細かく刻んだ玉ねぎ、グリーンチリ、カラピンチャ、ランペ、石臼でちょっとつぶしたコッチ(小さい唐辛子)と混ぜる。塩とチリピースを加えてよくこね、形を作り、ココナッツオイルで揚げる。チャミンダマリのお母さんも手伝いに来てくれ、夜23時頃、庭に作ったカマドで揚げ始める。ゆっくり火をとおすので時間がかかる。皆でおしゃべりをし、揚げたてのワデをつまんだり、紅茶を飲んだりしながら待つ。時折、ホタルがふわふわと飛んでいく。結局揚げ終わったのは0時!数えると150個のワデが出来上がっていた。

 そしてオークション。19時にスタート。お寺の境内にテントをはり、商品が置いてある。その周りにブロックの上に板を渡した長イスが並び、そこに腰かける。ちゃんと司会者は「スリヤンガさんからのパリプ・ワデ25個」と、商品の説明をアナウンスする。私たちのワデもRs200ほどの値段がついたので、ほっと安心。もちろん買うほうにも参加。キャウン、コキス、ロールス、植木の肥料…。スリヤンガは実に楽しそうに「金額」を言っていたが、他の子たち(マリも含めて)は恥ずかしいらしく見ているだけだった。


タネを丸めて形を作っていく


翌朝、もう一度揚げてカラッとさせる
3月13日 晴

■選挙運動
 「リリリーン!」という電話のベルで起こされた。まだ午前6時半過ぎ。しかしここで「急用か?」と慌ててはいけない。日本では朝のあわただしい時間に電話をかけることは滅多にないが、スリランカでは朝早くてもそんなに非常識なことでもないらしい。そういえば以前、5時頃かかってきたことがあった。ちなみに夜遅くにかかってくることはまずない。

 電話は「スリヤンガを」と言ったが、スリヤンガは相手の名前に心当たりがないらしい。電話が終わってから「誰?」と聞くと、同じ村の人で、「知り合いが立候補しているからよろしく」という電話だったらしい。思わず「そんな電話で朝起こされたら、私だったら間違いなくその人には票を入れない!」と言ったが、夫は「ふ〜ん」という感じでまたベッドに戻ってしまった。
 まだ投票日まで2週間もあるので、これからこんな電話が増えたら嫌だなあ。

*3月30日は地方選挙の投票が予定されている
生徒募集のポスター。
すごい技だ!
3月12日 晴

■空手一日入門
 ときどき我が家に遊びに来るヒッチ マリは、温和な性格からは想像できないが、実は空手の有段者。そんな彼は毎週日曜日、ゴールの公民館で子どもたちに空手を教えている。そこでKさんと一緒に練習に参加した。

 ストレッチで身体をほぐしたあと、基本の構えや「カタ」を練習する。が、なかなか手足が思うように動かず難しい。自分が攻撃するというより、相手の攻撃をブロックし、間髪入れずにこちらが攻撃し相手にダメージを与えるというのが多い。宙に向かってするわけだが、頭の中で相手を想定してイメージする必要がある。そうしないと「カタ」の意味が理解できない。

 私が行ったのは、通常の3時間のレッスンのうちわずか1時間ほどだったが、普段使わない上腕二頭筋や三角筋がプルプルしていた。流れるように「カタ」を完成するにはどれくらい練習が必要だろうか。スリヤンガは10代の頃習っていたので、また始めたいと言っている。もう少ししたら二人して習いに行ってもいいなと思っている。


掛け声は普通に「イチニサンシゴロク…」
3月7日 晴

■誕生日パーティー
 今日はKさんの誕生日。いつも一緒に遊んでいる近所の友達を呼んで、パーティーをすることに。午前中からマリはそわそわして落ち着かない。お茶の時間のパーティーが待ち遠しいらしい。案の定、お昼は少ししか食べようとしない。もちろん、ケーキやお菓子をたくさん食べられるようにという魂胆。私に怒られ、仕方なく普通どおり食べる。

 ナンギーたちは学校が終わってからなので、17時頃家に来る。ケーキを切り、お菓子をお皿に盛る。すごい量だが、お皿には盛れるだけ盛るのがスリランカ風。せっせと用意していると、マリがKさんの前でろうそくを持ったまま「(ケーキの)どこに刺したらいい?」と聞いてくる。せっかく内緒でろうそくに火をつけて持っていこうとしてたのに…。もちろんばれてしまう。まったく今朝の打ち合わせはなんだったのか。

 気を取り直して、ろうそくに火をつける。ここで「歌」なのだが、恥ずかしがり屋のナンギーたちのこと。歌わない可能性は大。マリも基本的には恥ずかしがり屋なので、私の独唱か!と思ったが、歌いだしてみると小さい声だがみんなちゃんと歌ってくれた。Happy Birthday to you♪

 Kさんが火を吹き消しパーティーがスタート。とりあえずKさんと私の分だけ紅茶をいれる。スリランカ人は、最初にお菓子のみをぱくぱく食べて、食べ終わってから紅茶を飲むのが普通。あんなに甘いお菓子をよく飲み物なしで食べられるなあといつも感心しているのだが、逆に最初に紅茶を出してしまうと、お菓子を食べないから不思議。紅茶を飲んでからお菓子という逆の順序はあり得ないらしい。

 おなかいっぱいお菓子を食べ、紅茶を飲み、続いては「ダンス!」のはずだが、やっぱり音楽をかけても誰も恥ずかしがって踊らない。皆の普段の性格からして踊らないとは思ったが…。いつも通りおしゃべりをして過ごす。


パーティーの始まり!
3月6日 晴

■シュノーケリング
 朝からよく晴れていたので、Kさんとシュノーケリングに行く。ヒッカドゥワはサーフィンポイントとして知られているが、ビーチ近くにサンゴ礁があり気軽にシュノーケリングも楽しめる。といっても、実はここで泳ぐのは今日が初めて。一応スキューバダイビングのライセンスも器材も持っているのだが、なかなか潜る機会がなく、シュノーケリングもひとりではつまらないので(危ないし)行ってなかったのだ。

 知り合いのダイビングショップでガイドを頼む。あらかじめ「Kさんはシュノーケリング初めてだからね」と伝えたにもかかわらず、ガイドは驚くような速さで泳いでいく。しかしKさんはスイミングを習っていたので泳ぐのは問題なしなので、すぐにコツをつかんだようだ。逆に私のほうが普段の運動不足がたたって、へとへとになる。

 海の水温が上がり、世界中のサンゴが被害を受けたときに、ヒッカドゥワのサンゴもほとんどが死んでしまったのだが、よく見るとまだわずかだが新しいサンゴが育ち始めている。昨夜雨が降ったせいか透明度は7〜8mほどだったが、魚はやたらと多く、近くにパラパラと泳いできて、全然人を恐れる気配なし。私の好きなフグやギンポもたくさんいた。30分ほどであがったが、かなり体力を消耗したらしく身体がだるい。

 家に帰るとちょうとお昼時だったが、なんとマリがお昼ごはんを作っていた。昔は私がいないと、ビスケットを食べて空腹をしのぎ、何時まででも待っているだけだったのに…。それがお米をといで、ココナツミルクを絞って、カレーを作ってるなんて。何もしないでご飯が出てくるなんて、なんて幸せ!シャワーを浴び、おなかいっぱいご飯を食べちょっと昼寝をする。めずらしくビーチリゾート風の一日を過ごした。

*ダイビング情報
 バラピティアからゴールにかけて、50ほどのポイントがある。ヒッカドゥワからは、ボートで10〜50分ほどの距離。沈船ポイントも多い。
 一番人気の「KIRALA GALA」は、ボートでわずか10分だが、ナポレオン、バラクダーラなどの大物が出るポイント。シーズン始めと終わりにはマンタが出ることも(中〜上級者向き)。基本的に、講習やガイドは英語のみ。1ダイブUS$25ほど。

3月5日 晴

■ドクター・チャミンダ
 2ヶ月ほど前に、働いていたホテルの階段で足を滑らせ腕を打撲していたマリ。ずっと痛みがとれなかったらしいのだが、階段から落ちたことが恥ずかしかったのか、夫にも私にも両親にもだまっていた。が、とうとう義母にばれ、数日前にアーユルヴェーダのドクターの所へ診てもらいに行った。患部を濡らさないことと、処方してもらったオイルを毎日塗り、ガーゼをあて、その上に*バナナの葉をまき、包帯をするようにとドクターに言われたらしい。私に頼むのは悪いと思ったのか恥ずかしいのか、マリはチャミンダマリに頼んだらしく、毎朝バナナの葉を持ってチャミンダマリがやって来る。私が「よっ!ドクター・チャミンダ」と声をかけると、本人もまんざらでもないようす。見ていると丁寧にオイルを塗りこみ、バナナの葉を切って巻き、包帯をしていく。今日はもう3日目なので手馴れたようす。しかし、マリ曰く残念ながら効果はあまりないらしい…。

*バナナの葉は殺菌作用があるらしく、スリランカではライス&カレーを包むのに使ったりもする(日本でおむすびを筍の皮で包むのと同じ感覚か)。あとはキリバットゥ(ミルクライス)の形をととのえるときやロティを薄くのばすときの台としても使う


ドクター・チャミンダ、包帯まき中
3月4日 晴

■野生に戻れ
 仕事をしているとマリが呼びに来た。なんだろうと外に出ると、チャミンダマリが何か持っている。そのへんで飛んでいるのをよく見かける鳥だ。手で握られているのに嫌がらずおとなしくしている。「野生の鳥のはずなのにどうして?」と聞くと、ヘビや何かに襲われたのか、大きなショックを受けたようで、呆然と地面にいるのを見つけて保護してきたらしい。確かにこの状態では、すぐ猫や他の鳥にさらわれてしまうだろう。

 体をチェックしたが特に怪我もないようだが、しばらく庭で様子をみたが、飛ぶどころか歩こうともしない(=右写真)。もちろん私たちが近くに行っても、逃げようとしない。ちゃんと野生に戻れるかなと心配になったが、水やエサをあげたり、写真を撮ったりしているうちに元気になってきたらしく、ピョンピョンと歩くようになった。あとは飛べるようになればと思った矢先、いきなり羽ばたいた。最初は低空飛行だったが、徐々にカンを取り戻したようだ。これなら大丈夫だろうと安心して見送る。


まだショックから立ち直らないようす

*Indian Pitta…体長15センチほど。とても色鮮やかな配色なので目立つ
3月2日 晴

■IP電話
 知人から頼まれ、「IP電話」の実験に協力することになった。この「IP電話」というのは、USBスティックの形をしていて、パソコンに挿すと電話をかけるソフトウェアが立ち上がり、インターネットを介して電話がかけられるというもの。世界中のどこにいても日本のサーバーを経由するので、日本国内への電話料金がとても安い。例えば固定電話だと3分8.4円。スリランカテレコムだと1分Rs20なので3分だと70円ちょっととなる。ただ、まだ実用前なので、いろいろな国から実際に使えるかどうか確かめる必要がある。そこで私に白羽の矢が立った。実験期間は無料で電話をかけていいと聞き、友達に電話をかけまくろうと楽しみにしていた。

 送られてきたUSBスティックは、わずか3センチほど。必要なのは、
このスティックと会話用のイヤフォンのみ。環境さえ整えば、どこのネットカフェからもこの電話が使えることになる。さっそく、USBスティックを挿しこむがなかなかソフトウェアが立ち上がらない。嫌な予感がする。待つこと1時間。ようやく電話番号の画面がでてきて、まずは自宅にかけてみる。しかし、何度やってもつながらない。仕方なくあきらめ、技術の人に問い合わせると、最低でも128kbpsは必要とのこと。うちのアナログ回線は、34〜56kbps。全然足りない。かなり楽しみにしていたのに…。残念。
 
2月28日 晴

■ビザ延長
 我が家に滞在しているKさんのビザを延長をしに、コロンボに行く。出入国管理局は、以前バンバラピティアにあって行くのに便利だったのだが、先日移動したらしい。行く前に場所の確認のためHPを見たら、普通に移動前の場所が地図、バスや列車での行き方とともに載っていた。これを見た人は、バンバラピティアに行って、入り口に貼ってある紙を見て、移動したことを初めて知るはず。私だったら「なんでそんな大切なこと更新されてないんだ!」と怒り狂うだろうけど、スリランカ人は「あっ変わったんだ!」とバスを乗り換えて向かうだけだと思う。夫を見てても思うけど、スリランカ人て本当に怒らない(いつもそうだから、慣れているのか。それともあきらめなのか)。

 ところで新しい出入国管理局は、きれいな建物だった。ビザ関係は3rd Floorだが、ちゃんとエレベーターもついている。前日にHPからダウンロードして印刷した申請書に記入をして持っていったのだが、あっさり違う紙を渡され、こっちに記入し直すよう言われる。それじゃあ「Online Services」の意味がないだろうと思うが、やはりHPの情報は参考程度にして、来てみないとわからないと思っておくほうがいい。おとなしく記入し直して担当者のサインをもらい、会計で料金を払って、案内係にパスポートを提出する。そんなに待つことなく、ここまでで20分ほど。番号札を渡され、30分後に来てくれと言われる。ちょうどお昼時だったので、外のパン屋さんでパンを食べてから戻り聞いてみると、すでに出来ていた。なんと1時間弱でもらえる!半日つぶれる覚悟で行ったので、残った時間をコロンボ観光して帰る。

*出入国管理局 →HP
41, Ananda Rajakaruna Mawatha, Punch Borella, Colombo10 Tel: 011-5333365
バス:コロンボ・フォート駅前から103番ボレッラ行き(マラダーナ経由)で、プンチ・ボレッラ下車。Rs6


■観光ビザの延長(3rd Floor)
申請書に記入し、パスポートとともに提出。1時間ほどで受け取れる。3ヶ月までの延長でRs2290。



ゴール・フェイス・グリーン(コロンボ)の夕暮れ。ロマンチックな夕涼みのはずが、突然の雷雨で台無しになることもある
2月25日 晴

■魚の骨
 お昼ごはんを食べていると、のどに痛みが走った。「しまった!」と思ったがもう遅い。魚のフライを食べていたのだが、小骨がのどに刺さってしまったらしい。いつもは手で食べているので、きれいに魚の骨は取り除いているのだが、今日はフライドライスだったのでスプーンとフォークを使っていた。「よく揚げてあるし、まあいいや」とろくに骨も取らないで食べていたのがいけなかった。

 実は私はよく魚の骨がのどに刺さる。小さい頃、父親に「カルシウムになるんだから、小さな骨は食べてしまえ」と言われていたので、なんとなく食べられそうな骨は食べてしまうのがいけない、とわかっているのだが、やめられない。飛行機の機内食でも魚の骨が刺さって、死ぬほどの思いをしたこともある。刺さっているときは、痛いしとにかく不快なのだが、「のどもと過ぎればなんとやら」で、取れてしまえばすっかり痛みも忘れてしまう。

 そういえば骨が刺さると、日本では「ご飯をかまずに飲み込みなさい」と言われたが、スリランカでは「バナナを飲み込むといい」と言われる。でもこれってとても危険らしい。その重みで骨がうまい具合に抜ければいいのだが、運が悪いと刺さったまま重みに押されのどを切り裂いてしまうこともあるらしい。それを聞いてから怖くて、とてもバナナを食べる気にはなれず、しきりに水を飲むのだが一向に抜けそうな気配がない。しかし、大きく口を開けてよく観察してみると、指が届きそうなところに骨が刺さっているのを発見。そこで毛抜きで取れないかとやってみると、なんと一発で成功。見るととても細いが3センチほどの長さがあった。そりゃ痛いはず。思わず、「とれたよ!」と皆に見せて回ったが、これに懲りて次回からはもっと気を付けようと思う。
2月21日 晴

■確かに防虫剤だが…
 朝、いつものように植木に水をあげようとして、思わず「なんだこりゃあ!」と声をあげてしまった。順調に成長を続けているトライアングルパームの枝分かれしている部分に、丁寧にひとつひとつ白い玉が置かれているのだ。しかもなんだかくさい。「なんのにおいだっけ」としばらく考え、衣替えの時期に活躍する防虫剤だと気が付いた。日本だと「におわない」のが主流だが、スリランカではガンガンにおっている。

 しかしなんで防虫剤が植木に置いてあるのか。確かに一部の葉が虫に食われているので、「何かしたほうがいいかな」と言った。だからといって、防虫剤はいくらなんでもおかしいだろうと笑うと、置いた張本人のマリは、おおまじめに「お店の人にすすめられた」と言う。「本気」だと知り、いっそうおかしくなって、「だってこれ洋服用のでしょ」と言うと、「そうだけど、効き目があるらしいよ」と答える。「スリランカではこれって普通なの!?」と一瞬頭が混乱する。スリヤンガも「お店の人が言うなら試しに数日置いてみれば」と言うので、そのまま置いてみることにする。

矢印の先にある白いのが、防虫剤
2月16日 晴
オオトカゲのレスリング(ではなくて、戦い)。相手に咬まれないよう、腕や足で相手を押さえている。決着はつかず…

■レスリング
 お昼ごはんを食べ終わり、片付けをしていると、チャミンダマリがただならぬ様子で走ってきた。「カメラ!カメラ!」なんだかわからないが、とりあえずカメラを持って隣家へ走る。

 見ると、庭でオオトカゲが戦っている。体長2mほど。数メートル近くまで寄っても、戦いに夢中で気が付かない。「シャー!」という激しい息遣いと、皮膚がこすれ合う音が聞こえる。マリもこんなのを見るのは初めてらしく、目を丸くしている。

 両者譲らず、どちらも足の付け根や首のあたりに血がにじんでいる。20分近く見ていただろうか。白熱した戦いがほんの1秒前まで続いていたのに、急にどちらともなくパッと別れ、まるで何事もなかったように違う方向に歩く始めた。「えっ終わり!?」と拍子抜けしたが、どっちが勝ったのか、引き分けだったのか。勝負の結果はわからなかった。
2月14日 晴

■バレンタインデー
 日本ほど「女性から男性へチョコレートをあげる日」というイベントにはなっていないが、スリランカでもV.D.は若者にとって特別な日らしい。

 夕方のこと。近所の*チューティーナンギーに、2人組の男の子がプレゼントを渡そうとしたらしい。場所は私たちの家の真前。Kさんと隣の家のナンギーの3人でいるところに、話したこともない男の子からいきなり包みを差し出されたとのこと。もちろんチューティーナンギーは受け取らなかったのだが、男の子たちは向かいの家の塀の上(右写真)にプレゼントを置いていった。

 「中身はなんだろうね」と私が言うと、隣のナンギーは「チョコレートと腕時計」だと答える。すでにしっかり中を確認したらしい。私も見せてもらったが、普通の板チョコとかわいい腕時計。交際をしている相手なら、無難なプレゼントと言えよう。しかし、チューティーナンギーは、まだ14歳。どこかで見初めたのだろうが、彼女は全然相手の彼のことを知らない。しかもその男の子は17,18歳だという。「そりゃ犯罪でしょう」。

 「絶対にもう一度男の子たちが来て、プレゼントを渡そうとするよ」とマリが言うので、しばらく様子をうかがっていたが、友人らしいのがうろうろ様子を見に来るが本人は怖気づいたのか来ない。男の子を見るのはあきらめてお茶を飲みに家に戻る。その間30分ほど。その後見てみると、誰かがプレゼントを回収しに来たらしく、なくなっていた。


*チューティー・ナンギー(”小さくてかわいい妹”という意味。皆がこう呼んでいるので、実は彼女の本名を知らない)

ポツンと置かれたままの
プレゼント
2月12日 晴

■ツナミトレイン
 テラワッタで津波に巻き込まれ多くの乗客が亡くなった列車の車両が、今はヒッカドゥワ駅に移され展示されている。

 バスより安い列車は庶民の足。もちろん毎日たくさんの人が利用している。ホームの目の前に置かれ、津波の衝撃を物語るひしゃげた車両は、列車を待っている人に嫌でも津波のことを思い出させる。このあたりには家族や親戚、友人を津波で亡くした人も多いのに、なぜここに置いているのだろうか。実際にこの車両に乗っていて亡くなった人の家族もヒッカドゥワ駅を利用しているかもしれない、「津波の記念に」ということなのかもしれないけど、まだ津波から1年あまり。被害を受けた人の気持ちなど、微塵も考えていないのだろう。

今は3両だけ置かれている
2月10日 晴

■マリお手製カレー
 私が日本にいるときに大変お世話になった方の娘さん(Kさん)が、昨日から我が家に滞在している。大学の春休みを利用し、1ヶ月ちょっとスリランカの生活を調査したいのだという。

 かわいいお客さまに、マリは張り切って、カレーを作ると言い出した。以前にも、バナナフリッターを作り、「包丁をにぎることもしなかったマリがデザートを作るなんて…」と感動したのだが、本人曰く「カレーもできるようになった」そう。たった数ヶ月のホテル勤めであったけど、成長したものだと感心する。

 マリは「長ネギカレー」と呼んでいたが、長ネギのほか、ニンジン、カラチリを使い、少量のココナッツミルクで煮たもの。野菜の甘みが出ていておいしい。野菜が大きめに切ってあるのは、ナイフフォークで食べる外国人用の作り方を見て覚えたからだろう。見た目はおいしそうに見えるが、手で食べるには大きくて食べにくい。スリランカ人用には、この半分の大きさでいいみたい。

 Kさんは、「辛いの大好き」なので、我が家の味付けは問題なく、マリのカレーもおいしいと食べてくれた。満足そうなマリ。次は「特製フィッシュカレー」と言っていたが、マリ、君は魚をおろせないではないか。しかも自分は魚嫌いなくせに…

マリお手製「長ネギカレー」
2月7日 晴

■クビ!?
 いつも通り朝7時半に仕事に出かけたマリが8時すぎに帰ってきた。「お休みもらえたの?」と聞くと、ちょっと涙目で「辞めてきた」という。10日から、実家のキッチンを作り直すので、10日、11日と休みが欲しいと願い出たら、「休みを取るなら戻ってこなくていい」と言われたのだという。休みといっても、通常の月4日の休み内のものだし、スリランカではこういった用事で休みをもらうのは当たり前。特にその日が忙しいわけでもないのに、「その態度はひどい」と怒ったが、忙しい年末年始は早朝から深夜まで働かせておいて、手のひらをかえしたようなボスの態度に、本人が一番ショックを受けているようでもう働く気はないらしい。

 しかもあきれたのがボスのその後の態度。夕方、職場に置いてあった備品を取りに行くと、数日前に以前滞在していたドイツ人のゲストから、「マリに」と送られてきたCDを、「あれはホテルに送られてきたものだから返せ」と言ってきたらしい。そのゲストは音楽好きなマリと話が合い、「じゃあスリランカで手に入らなそうなCDを送るよ」と言って、マリの名前宛でホテルの住所に20枚ほどCDを送ってきたのだ。ボスが音楽好きだとも思えず、単なるやっかみだろう。

 この後のマリの反応が面白い。いつもはおとなしいマリなのに、「これは自分へのプレゼントだ。彼(ゲスト)からそう書いたメールをもらっている」と反論。しかし、せこいボスも負けていない。「なら証拠のメールを見せろ!」。一度家へ戻ってきたマリは、以前もらったメールをプリントアウトして、ホテルへ向かう。しばらくして帰ってきたマリに「どうだった?」と聞くと、ボスは終始無言だったらしい。それにしても、CD取り上げられないで良かったね。


*我が家でのんびりしていたスミットは、先日実家のアーナマドゥワに戻った。韓国で働く友人から仕事を手伝って欲しいと言われ、行くことを決めたらしい。まずは2ヶ月間研修があるのだとか。「韓国語」の研修かと思いきや、髪の毛を切ったり、ブローしたりする技術を覚えるのだという。美容院のアシスタントをするのか!?手先が器用なスミットのこと、真面目にやれば大丈夫だと思うが… ともかく頑張れスミット!
2月3日 晴

■トローリング
 スリランカきってのビーチリゾートに住んでいながら、マリンスポーツに無縁な私たち。先日キャンディでお会いした人から「そちらでトローリングできますか?」と電話をいただき、一緒に出かける機会を得た。
1キロほどの魚がかかる

 釣りといえば朝早くが基本。6時に港へ行くと、夜〜早朝に漁に出かけた船が戻ってきたらしくごったがえしている。そんな中、12人乗りボートでインド洋へ出発した。ポイントまでは約20分。マグロやバラクーダー、サメなどの大物が釣れることも珍しくないらしい。
 しかし、残念ながら獲物はかからず。途中ポイントに船をとめて、普通にエサをつけて釣り糸を垂らす。1時間ほどで10匹ほどが釣れる。心配していたトイレも船酔いも、水分を控え、朝食もとらず、酔い止めをのんでいたので大丈夫だった。

 釣りが好きじゃない*夫には、「イルカが見られるかもよ!」と誘って無理やり連れてきたのだが、やはり見られなかった。でもトビウオを見て、けっこう喜んでいた。釣れた魚をいただいて帰り、近所におすそ分けして、残ったコーラルフィッシュをグリルにして、ランチに食べた。油がのっていておいしかった。

こんな感じのボート。問題はトイレが
ないこと。緊張の5時間だった









*ほとんどのスリランカ人仏教徒は釣りを嫌がる。そのため、漁師はキリスト教徒が多い。この日の漁師さんも、クロスのネックレスをかけていた
2月2日 晴

■みのむし
 水やりをしていると、スターフラワーの花びらに、小さなみのむしがくっついているのを発見した。ほんの1センチくらいの大きさでかわいい。中の虫も日本と同じかどうか調べてみたかったが、近くに夫がいたのであきらめる。スリランカでは昆虫採集はもちろんのこと、殺さないにしても自然にいるものに何か手を加えるのをとても嫌がる(特に夫)。私がみのむしを花びらから引き剥がし、棒でつっついたりして中の虫を出すのを見たら、間違いなく怒り出すに違いない。

 昼食後、様子を見にいってみると、どこに行ったのかいなくなっていた。残念。

スターフラワーとみのむし
1月26日 晴

■ハチ退治
 裏庭でブンブンとハチが飛び回っているのを夫が見つける。どうやら木の幹内に巣を作っているらしい。ミツバチよりも一回り小さいくらいなので、そんなに危険ではなさそうだが、やはり刺されるのは避けたい。遠巻きに見ていると、夫とチャミンダ マリは、耳の中にハチが入らないようにタオルをかぶり、乾いたヤシの葉に火をつけて煙でいぶし出しながら、巣のある幹の部分を切り倒しにかかった。中からは次々とブンブンと音を立てながらハチが出てきたが、煙の効果か二人とも刺されていない。

 木が切り倒され、「一件落着」と思いきや、二人は幹を割って入念に中を調べている。「もうハチはいないのに」と思っていると、なぜかがっかりした顔の二人。実はハチミツを期待していたらしい。ほんのちょっとだけあった蜜をなめさせてもらったが、甘いことは甘いがハーブのような薬みたいな味がする。そういえばスリランカでは、ハチミツはパンに塗るようなものではなく、アーユルヴェーダでは薬であり貴重な物。残念ながらハチミツのおまけはつかず、本当に「ハチ退治」だけで終わったのだった。

煙で燻し出すスリヤンガと斧で木を
切り倒すチャミンダマリ。二人は真剣
だが、けっこう笑える光景
1月25日 晴

■不当請求
 2004年11月に、「ネット接続料金の請求がおかしい」とスリランカテレコムに申告し、調べてもらっていたのだが一向に音沙汰がない。料金を支払いに行くついでにもう一度、請求書問い合わせ担当の責任者を訪ねる。もちろん彼は私の顔を覚えていて、「まだ結果がこなくてね…」と言い訳しつつ、技術担当者のところに私を連れて行った。

 そこで、会社側のコンピューターに残っている、私の電話回線使用時間の記録データーと、私宛に請求書とともに送られてきたデーターが違うことが判明。担当者の顔が「これはまずい」という感じでこわばる。そりゃそうだろう。実際に使っていないのに、使ったとデーターを偽造し請求したのだから。技術担当者は、「こんなケースは初めてだ。何か故障があったに違いない」と言う。が、私が調べたところ、私がネット接続を始めてから今現在請求のきている昨年の12月までの1年半の間、毎月同じように割り増し請求されている。単なる「故障」のはずがない。しかも、技術担当者は「初めて」と言ったが、請求書問い合わせ課の管理者は、「前にもこんな問い合わせがあってねえ。でもそのままだったんだよ」と言っていた。1.2週間で調査し、結果を報告するということだったが、果たして連絡がくるだろうか。
1月24日 晴

■ソファーセット、本当にできあがる
 昨日に引き続き、朝時間通りに来る職人さん。当たり前のことのようだが、スリランカではそれだけでも価値が上がる。せっせと作業を始める。そして、午後2時。イス4脚も完成!昔トルコで買ったじゅうたんを敷き、並べる。今まではただの空間だったリビングが、すっかり部屋らしくなった。
 そういえばこのじゅうたんも、日本では出番がなく、10年近くしまってあったのだが、ようやく日の目を見ることができた。よかった。よかった。

 昨日の話のつづきで、やはり物事が流れ始めたらしい。「待ち人来たる」「探し物見つかる」… この調子で早く犬も見つかるといいんだけど(子犬を探してもらっている)。

ソファーセットができあがり、部屋らしくなった
1月23日 晴

■待望のソファーできあがる
 ずっと滞っていた事柄が、なんだかここ数日で、急にスムーズに流れ始めた。一番はソファーセット。昨年の10月に、職人さんにオーダーして作ってもらったのだが、遅れに遅れてやっと持ってきた代物がえらく雑な作りで、職人さんを替えて作り直してもらった。結局1ヶ月半かかる。ペイントは予定通り数日で終わったが、ヤシのひもを張る職人さんが約束の日に来ない。やっと来たと思ったら、見本まで見せてもらってスリランカ産の天然ヤシひもで作るよう頼んでいたのに、プラスチックのひもを持ってきた。あいにくその日は私たちは不在だったのだが、たまたまスミットが家にいたため、そのプラスチックのひもで作り始めてしまった。「作り始める前になぜクライアントに確認しない!」と怒ってみても、後の祭り。帰ってみると半分ほどできあがっていたが、作り直しを依頼。しかし、その後は何度言っても、作り直しが嫌なのか来ない。しょうがなく、他の人を探したが、値段が高かったりしてなかなか決まらず、すでに3ヶ月以上が経過していた。

 やっと見つかった職人さんは、ちゃんと朝早く(今日は7時半)約束通りに来るのが気に入った。あまりぺらぺら話さないし、感じがいい。2人がかりで張りはじめ、3時頃にソファーができあがった。予想通りの仕上がりに大満足。さっそく座って紅茶を飲む。明日は残りのイスを仕上げてもらう予定。こういうときは勢いにのっていろんなことを済ませてしまおう。

タテヨコナナメにひもを張りながら
仕上げていく
1月21日 晴

■シンハラ語レッスンスタート!
 家にいてもなかなかシンハラ語を覚えないので、クラスに通うことにした。といってもほんの100m離れた近所の家だが。学校の先生をリタイアしたおばさんが子どもたちに英語を教えているので、その空き時間にシンハラ語を教えてもらうことにした。実は当初の約束では「20日スタート!」ということだったが、昨日行ってみると先生は留守。親戚の家に出かけてしまったという。スリランカではこんなことはよくあるのだが、そんなわけで今日スタートとなった。

 本当は午前中がよかったのだが、子どもたちのレッスンがあるので、私の時間は午後6時半から。今日は日本語でいったら「あいうえお」にあたる文字の書き順を教わり、基本の発音を習う。先生もシンハラ語を教えるのは初めてなので、どこかたどたどしい。教室は、屋根はあるもののなんと屋外。これは予想外だった。夕方のこの時間は、蚊が活動を始める時間。一応虫除けスプレーを肌の出ている手足にはかけていったのだが、効き目なし。洋服の上からも遠慮なく刺され、身体中刺されまくりだった。しかも頭上の蛍光灯には、光を求めてあらゆる虫たちが集まってくる。巨大なカナブンが顔にぶつかりそうになるのをよけながらの授業。う〜ん。スリランカらしいといえばそれまでなのだが、集中できない! 「次回は朝はいかがでしょう」と提案したものの、先生の都合でまたしても午後6時半スタートとなった。とりあえず蚊取り線香を持参しよう。
1月20日 晴

■ポップコーン
 日本で一時期、ポップコーンにはまったことがある。なぜかよくわからないが、ときおり作りたての温かいポップコーンが食べたくなるので、コーンを買い置きしておき、食べたくなるとフライパンで炒って作っていた。スリランカに来てからは一度も食べる機会がなかったのだが、先日遊びに来た妹が持ってきて、作らずそのまま置いていったのがあった。
 ひさしぶりのポップコーン作り。ここはスリランカ風にしようと、塩と*ターメリックをふりかける。きれいな黄色のポップコーンができた。おいしい!ちょうど帰ってきた義弟にすすめたら、甘党の彼はその上にキトゥルパニ(甘い蜜です)をたっぷりかけていた。驚く私に、「スリランカ人はこうして食べる」と言ってたが、本当に他のスリランカ人もするのか、それともただの「義弟の好み」なのかはナゾ。
*ターメリック…カレー以外にも、揚げ物の下味としてまぶすとちょっと風味が増しておいしい。スリランカでは、チキンや魚、ナスなどを素揚げするときにまぶすことが多い
1月19日 晴

■クビに…
 我が家に1年ちょっと居候していたスミットだが、2ヶ月ほど前からホテルで働き始め、「ようやく一人前になった」と安心していた。が、今日クビになったと戻ってきた。丸々2ヶ月間、ほとんど休みなしで働いていたのに、ボスに「明日から来なくていいから」と言われたらしい。「なんで?なんで?」と聞くが、片言英語と片言シンハラ語。詳しいことはわからない(夫は不在中)。休み時間でもないのに夕方我が家に来てお茶を飲んでいたのがばれたのか(スリランカでは大したことないが)。それとも私には言わないが何かとんでもないことをしでかしたのか。真相は明日、夫が帰ってきてからわかるだろう。

 それにしてもスミット!きみはクビになったんだよ!まるで「休みになってラッキー♪」ってな感じで、くつろぐのはやめなさい!
スミットの近況をお尋ねいただいていた皆さま。
←というわけで、またしても我が家に居候中です
1月16日 晴

■エレファント・ライディング
 せっかくシーギリヤに来たので、前からやってみたかったエレファント・ライディングに挑戦!シーギリヤから車で20分ほどのハバラナでは、象の背中に座り、ジャングルを散歩することができる。まずは国道沿いをスタート。のっそのっそと歩いていると、車やバスが普通に追い越していく。そこからジャングル内に入るのだが、ジャングルといってもポツポツと民家が並ぶ道を歩いていくので、途中バイクや自転車の人とすれ違ったりもする。

 しばらく行くと急に道が開けて、沼地に出る。蓮の花が咲き、シラサギが舞っている。象は慣れたようすで、じゃぶじゃぶとその中に入っていく。荷物やカメラを落とさないよう注意しながら景色を楽しむ。象はすっぽりと目の下くらいまで水につかっているが、鼻先を上にあげてるから大丈夫。沼をぐるっと一周してもと来た道を引き返す。トータル45分ほど。最初は乗るのを嫌がっていたラーライアも、童心にかえったようで楽しんでいました!

*エレファント・ライディング…いくつか場所があるがどこも一人US$20くらい。8人まで乗れる。人数が多いときは料金を交渉してください。象使いのおじさんにもチップをお忘れなく

民家の間を抜けていく (道の両側には一応家があります)
1月15日 晴ときどき小雨

■エレファント・コリドール 
★★★★★
 スリランカ有数の豪華ホテル、「エレファント・コリドール」に泊まった。スリランカにはロケーションが良く、美しい眺めのホテルがいくつもあるが、ここは他のどのホテルとも違った素晴らしい環境にある。シーギリヤロックを望める、自然のままのジャングルの中なのだ。チークの森や湖、草原を含む20エーカーもの広大な敷地に、わずか21室のコテージしかない。私たちの住む南西海岸とは気候が違うためか景色がまったく違う。この辺りは柔らかい緑色の潅木や葦などが多く、どこか優しい雰囲気に包まれている。

テラスからの景色。象が見られるかも…
 飾り立てたゴージャス感さでなく、静寂を感じる豪華さとでも言おうか。とても気に入った! とにかく「自然の中にいる」という最高の贅沢を味わえる。草木がたてる風の音や鳥の声しか聞こえない。私たちは見られなかったが、野性の象が目の前を横切ることもあるらしい。「テラスで読書をしながらふと目の前の景色を眺めると、象が立っていた」なんて素晴らしいではないか!贅沢な時間の使い方だなあ。

 希望すればルーム内やプライベートガーデンでディナーをとることも可能。満天の星空の下で、ワインを飲みながらのバーベキュー・ディナーも最高。コックさんとウェイターが付き、しっかりとサービスしてくれる。私たちは1泊だけだったが、ここはできれば2、3泊したいところ。観光に行くのはもったいない。ホテル内で、専属のナチュラリストとバードウォッチングに出かけたり、草原を馬に乗って駆けたり、1杯飲みながらプールで遊んだり、スパでマッサージを受けたりしながら、おいしい食事と心地よいサービスを楽しむというのがいい。私たちもいつか連泊したいものだ…

ジャングルに溶け込んでいるコテージ


全室スイート。プライベートのプランジプールも付いている
1月11日 晴ときどき雷雨

■コロンボショッピング
 今日もコロンボに行く。片道2時間半の道のりはさすがに遠い。せっかく来たのだからと、嫌がる夫を説き伏せて、いくつかお店をまわる。実はスリランカに来て、まだ1着も洋服を買っていない(サリーはのぞく)。また年中同じのを着られるわけだし、流行も感じないので「まあいいっか」という感じであった。でも常にいいのがあったら買いたいとも思っていたのだ。ところが、20代前半だったら「かわいい!」と思えるひらひらしたものや派手なプリントものはあるのだが、30代にちょうどいいシンプルで上質(そうにみえる)ものがない。急にババくさいブラウスかロングスカートしかないのだ。洋服を買うのはあっさりあきらめた。
 しかし、サンダルに関してはけっこういいものがある。私ははかないが、華奢なデザインのサンダルも、ピンヒールもあり、値段もどんなに高くてもRs3000ほどで買える。私の選ぶ基準は、歩きやすく、滑りにくく、シーギリヤロックをのぼることができるもの。右写真のサンダルは、即買い。はくと足に見事にフィットして(フニャっとした感触!)気持ちいいのが気に入った。


▼「House of Fashion」…サンダルや男物のワイシャツは安くて質のいいものがある。女物の洋服はイマイチ。いつもスリランカ人で混雑している

サンダル Rs695
「House of Fashion」で購入
1月10日 晴ときどき雷雨

■「ホテル・デ・ブハリ」のチキンブリヤーニ
 用事があってコロンボに行った。お昼はちょうど近くに来ていたので、マラダーナ駅近くの「ホテル・デ・ブハリ」に入る。ここはチキンブリヤーニで有名なお店。他のメニューもあるのかも知れないが、どのテーブルでもチキンブリヤーニを食べている。だいぶ期待して行ったのだが、味は普通だった。まずくはない。でもわざわざこのためだけに行くほどの味でもない。チキンはあまり油がのってなくパサパサだった。やはりチキンブリヤーニは本場インドのほうがおいしい。

 特に南インドではどこでも外れがないほどおいしかったけど、一番おいしかったのは
アムリトサルで食べたもの。肉好きなパンジャブ人が多いせいか、激辛だけどチキンの味はパーフェクト!チキンブリヤーニもチキンカレーもおいしかった。インド料理を食べるなら、肉料理はアムリトサル、野菜料理はマドゥライで決まり!スリランカ料理を食べるなら、普通の家庭でごちそうになるべし。

*パキスタンとの国境沿いの町。ここから陸伝いにパキスタンに入れる。ターバンを巻いたシーク教徒が多い

チキンブリヤーニ Rs150
1月9日 晴ときどき雷雨

■アーユルヴェーダ効果
 ここ1週間ほど、我が家にステイしていたKさんが、アーユルヴェーダトリートメントを受けていたので、食事もアーユルヴェーダ食ばかり食べていた。といっても普通のカレー&ライスなのだが、身体のバランスを考慮し、材料を厳選して作らねばならない。だいたい「良い」とされる野菜は、私が普段料理しないような薬草に近い葉っぱ類が多いので、お義母さんにお願いして来てもらい、昼夜と作ってもらった。ドクターからはシンハラ語で食べたほうがいい食材とだめな食材をメモしてもらったのだが、もともとお義母さんにはアーユルヴェーダの知識がある。その日の気候によっても「こうしたほうがいい」「これはやめておこう」と微妙な調節をする。白身魚と野菜が中心の、油控えめなカレーを、私も一緒に食べていたせいか、私まで身体の調子がいい。特に肌がきれいになったようだ。ここのところ、夜になると雷雨だったのでパソコンが使えず、早く寝てたというのも理由のひとつだろうが、やはり食事は大事だなあと思う。
1月8日 晴ときどき雷雨

■蝶が舞う
 最近、窓から外の景色を眺めていると、ひらひらと蝶が舞っているのを目にする。今がシーズンなのだろう。一直線ではなくて、「ひらひら」と飛ぶ姿が情緒があっていい。羽は色鮮やかというより、白や黒をベースに模様が入っているのが多いのだが、ときどきすごくモダンな図柄のもいて、思わず目で追ってしまう。残念ながら我が家周辺ではいつも横切っていくだけなので、写真はない。蝶といえば、聖なる山スリー・パーダでは、3月頃になると蝶の群れが見られることで知られている。一度見てみたいなあ。


*ちなみにスリー・パーダの別名は「サマナラ・カンダ」。「蝶の山」という意味
1月6日 晴ときどき雷雨

■お洒落な通りに…
 世界遺産に指定されているが、いまいちパッとしなかったゴールの街。歴史を感じさせるコロニアルスタイルの家々を眺めながら歩くのも楽しいが、ショッピングするところはあまりなかった。ところが、ゴールフォートの目抜き通り「Church St.」沿いに次々と新しいショップがオープンしている。アマンガッラやゴールフォートホテルなどのコロニアル風ホテルがある通り。雑貨やギャラリー、アクセサリーなどのショップが並ぶ。中でもおすすめは、「Exotic Roots」。スリランカ人男性とフランス人女性カップルがオーナー兼アーティスト。絵や像、陶器などの作品のほか、お土産にいい雑貨が並び、派手な色使いもシックな色合いも、他の店にはないセンスの良さを感じる。

 実は私が初めてスリランカを訪れたときに(2002年のことです)この店を見つけ、ペイントされたテラコッタの壷と皿が気に入ってしまい、重い手荷物をかかえながら持って帰ったのが最初の出会い。その後オーナーのスリランカ人男性が夫の友人であることが判明。今は家族ぐるみでお付き合いしている。ホテルやレストラン、個人宅などのトータルコーディネートも請け負っている有能なデザイナーカップルだが。私がまだスリランカに越してくる前、彼女に「スリランカでの暮らしはどう?」とたずねたところ、「とっても幸せだわぁ」と微笑んだのがとても印象的だった。創作活動をしながら、4人の子どもを育てているスーパーママでもある。



「Exotic Roots」
場所は、ゴールフォートホテルの近く。3軒ならんだ真ん中
1月2日 晴

■年賀状
 昨日が日曜日で配達が休みだったので、今朝郵便物が届いた。日本からの年賀状だ。たまにしか会えない友人知人の近況を知る大切なツールとして、毎年年賀状を読むのを楽しみにしているのだが、スリランカに来てからめっきり少なくなった。実に寂しい。お〜い!友人たちよ。年賀状に20円切手をはるだけでいいのだよ。来年はぜひ送ってちょうだい!
1月1日 晴

■1年の計は元旦にあり
 あけましておめでとうございます。どうぞ今年もよろしくお願いします。
 たった一人での寂しい年越しを終え、朝から掃除に励んでいる。拭き掃除に掃き掃除。今夜ゲストが来るので、いつもより念入りにきれいにする。日本だったら、「元旦に掃除」なんて縁起でもないが、ここスリランカでは新年ではないので気にしないことにする。
 さて、今年の目標だが、もちろん家作りを完成させるのが一番だが、他には庭をきれいにする(芝生を育てる、ハンモックをつるす)、犬を飼うといったところだろうか。芝生は「種まきから」なので、土を耕し石を取り除くことから始めなければならない。ハンモックもつるす木がないので、これから植える予定。犬ももちろん子犬を探すことから始めなければならない。ところで立派な番犬に育てたいと思っているが、「番犬」ってどうしつけるのだろう。「お行儀のいい犬にしつけるには」というHow to本はあっても、忠実な番犬にするためのが見つからない。ただ育てるのでは番犬にはならないのだろうか…

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