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スリランカに恋して
 老後はスリランカで


 津波で「スリランカ」という国の存在を知った人も多いと聞くが、やはりまだまだマイナーな国らしい。その証拠に、スリランカに旅行に来る人というのが、だいだいヨーロッパやアメリカ大陸はもちろん、アジア、中東、アフリカと、何十カ国も旅をしたという「旅の達人」が多いのだ。

 「スリランカが初めての海外旅行」という人は、今まで会ったのは2人しかいない。1人は私の結婚式に来てくれた友人。もう一人は日本で知り合ったスリランカ人の友人に誘われて一緒に遊びに来たという青年。きわめてまれな存在だろう。

 世界中を旅してきた人たちにとって、スリランカはどんな印象なのだろうか。スリランカののんびり感を居心地良く感じる人は、「老後こんな国でのんびり暮らすのもいいですね」とおっしゃる。しかし、他にアジアの国に比べて刺激が少ないので、「数日だったらいいけど、暮らすとなると退屈してしまう」とおっしゃる人も多い。

 ただそんな人たちに共通するのがリタイア後、暮らしたい国を探しながら旅していることだ。30代から60代まで年齢はそれぞれだが、老後は、旅行ではなく、1年のうち数ヶ月でも半年でも、どこか海外で暮らしたいという人がとても多い。そんな時代なのだろうか。


2005年10月



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