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スリランカに恋して
 アーユルヴェーダ的生活


 最近、アーユルヴェーダにかかわることが多い。不思議なもので、こういうときはいろいろな人から問い合わせがあったり、仕事を頼まれたりする。アーユルヴェーダはマッサージではなく、自然の力を利用した医療。普段の生活を少し気を付けるだけで、身体を健康に保ち、病気を予防する。

 アーユルヴェーダは、2、3千年前に南インドで発祥し、スリランカに伝わった。しかしインドでは、あまりアーユルヴェーダを感じなかったのだが、スリランカでは日常にアーユルヴェーダの考え方が溶け込んでいる。

 町中にもアーユルヴェーダドクターの診療所があって、公立の病院だと無料で診察し、薬をくれる。しかし、診察はかなりアバウトで、読みかけの新聞を片手に「ふんふん」と話を聞き、処方箋を書いてくれるだけ。脈診もなかったし血圧もはからなかった。

 私は「あせも」の薬をもらいにいったのだが、緊急を要しない病状のときに行くところなのだろう。ほとんど人がいない。薬は、薬草オイルと薬草の粉薬、錠剤をもらう。何種類かの葉を指定されて、それをナベで煮詰めたものを浴びなさいともいわれる。

 それ以外には「とにかく水をたくさん飲みなさい」。「これは食べてはだめ。これをたくさん食べなさい」と指示される。身体のバランスを戻すためには、食生活がとても大事なのだ。アーユルヴェーダ的生活とは、自然の恵みを受け、自然とともに生きるという人間本来の生活のような気がする。日本ではほど遠かったが、スリランカに来てそんな生活をしている。




2005年9月



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