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スリランカに恋して
 お役所仕事


 スリランカのいわゆる政府関係の役所は、ひどい勤務ぶりだ。訪ねてきた人よりも自分たちのおしゃべりが優先だし、自分の仕事に対しての責任感も、もちろん熱意もない。電話の対応も、できることなら自分が担当したくないから他の部署へたらい回し。しかも、内線があるのに、電話番号を言うからかけ直せと言う。

 ビジネス登録では、申請書を出し指定された期日に行くと、「今日はできてない」と言う。「じゃあいつできるんだ」と聞くと、「明日」と答える。そして翌日言ってみるとその人が休みで、他の人に聞くと「自分の担当じゃないから知らない」と答える。一般のスリランカ人は、こういった対応を普通だと考えているから、そう言われるとだまって帰り、また翌日出直す。しかしスリランカでは、ただ待っていても意味がないことが多い。永久に用が足せない可能性がある。

 ここでくじけてはならない。その場の責任者もしくは上役だと思われる人の所に行き、今までの事情を説明しどうしたらいいかと尋ねる。相手が外国人ということで、適当に追っ払うことができず、多分誰かを呼んで、うまくやるようにと指示するはず。ただここで安心するのはまだ早い。何だかんだ理由をつけられ、「明日来い」と言われることもある。ただこの場合は、明日はできるという確信が持てる。

 相手がスリランカ人でも、シンハラ語やタミル語ではなくて英語で話すと、役人の態度ががらっと変わったり、優先的に処理したりすることがある。どうやら英語が話せるとその人の社会的ステータスが高いとみなすようなのだ。まったく一般庶民が税金を払って、そこから自分たちは給料をもらっているのにあきれるばかり。

 ちなみに今日行った郵便局では、中がやたら暑いと思ったら、たくさんある窓が全部閉まり、職員の上のファンだけが回っていた。多分、朝窓を開けて、夕方閉めるのが面倒くさいのだろう。窓口にいたのは1人だけで、他の職員は奥の机で昼寝をしていた。


2004年10月13日



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