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スリランカに恋して
 『新居 2』


 スリランカに来て以来、私にとっての大敵は、「蚊」と「蟻」! 家がきれいになり、庭が整備されて蚊はだいぶ減った。しかし、蟻にはとても悩まされている。ものすごい数の蟻たちが、キッチンやバスルーム、部屋の隅を、列を作って歩き回っているのだ。しかもちょっとでも甘いものを置いておくと、ものの数分で蟻でいっぱいになってしまう。砂糖はもちろん、紅茶用ミルクの粉、食パン、サラダ油のキャップ、ケチャップ、ココナッツミルク、石けん…。缶に入れておいても、ビニールに入れておいても、どこからか入ってしまう。

 しかも種類が多い。砂粒ほどの小さい蟻から、1.5センチもある大きい蟻までさまざまな色、形の蟻がいる。小さい赤蟻は噛まれると痛く、プチっと赤く腫れてしまう。

 蟻の対策としては、基本的にはホウキで掃き出すのだが、一時的にいなくなるだけでまたすぐに列ができてしまう。そこで、殺虫剤を買ってきた。夫は「殺したくない」と殺虫剤を使うのに消極的なので(私にまとわりつく蚊も手でパチンとつぶすのでなく、ただ追い払っていた)、まくのは私の役目になった。

 この威力がすごい。さわやかなライムの香りなのだが、ちょっと吹き付けるだけで蟻は凍ったように動かなくなってしまう。2〜3日、蟻の通り道に吹きかけておいたら、それまでの蟻はどこへ行ったのか姿を見せなくなった。これで家の中を安心して歩けるようになった。

 引っ越してきたばかりの頃は、蟻だけでなく、蜘蛛、ヤモリ、トカゲ、蜂、毛虫、カナブンなどが部屋にいる可能性があり。一度ムカデを踏んでしまい(もちろん素足で)、それ以来歩くのは恐る恐る。ささっと何かが動くと、びくびくしている状態だったのだ。

 こんな自然あふれる場所なので、小さな虫だけでなく、庭にはいつもたくさんの小鳥やリスが遊びに来て、さえずっている。1mほどのイグアナが庭を横切ることもある。裏に小さな池があるためか、真っ青なカワセミ、水鳥も姿を見せる。夜になると蛍が舞って、ときおり部屋にも飛び込んでくる。にぎやかなビーチリゾートのHikkaduwaの町からわずか1キロほどなのに、この環境には驚くばかり。緑の中で暮らすのはとても気持ちいい。


2004年5月30日



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庭の池(水たまり)で涼んでいる大とかげ。さすがにちょっと驚いた!



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